精霊と俺の名前は?
人間1人の死亡につき得られるDPは、個人差があるが平均10ptほど。ミリア王国相手にあと40000ptは稼ぎたい。え、到底足りないじゃないかって?それ以外にもダンジョンに入ったらゲット出来るptがあるのをお忘れで?これが1人につき5ptだ。つまり増援が来れば十分に稼げるはずだ。
「ね、ね!僕は何すれば良いの?」
「今回は見学だ。仲間が増えたらその内何か任せる」
「えぇ〜?見てるだけぇ〜」
「そうだ。ティアナを見習え、まずはダンジョンの構造を覚えろ」
そう、覚えてもらった方がいろいろと楽なのだ。
それにしても...今のところ最大で6層までか。隊長B君がお亡くなりになってから同時に12人まで、1層に60人までにしたからもうちょっとやってくれるかと思ったんだがなぁ。これじゃぁ、面白くなる階層まで来ないじゃないか。
ミリア王国の国王の座はマレットに座らせる。現在の王様にはご退場願うか。王国の件が落ち着いたら次は帝国だ。あそこは人数がいるからptも稼げると思う。
○総司令視点
くっ、これだからダンジョンには来たくなかったんだ!どんどん中に入って行くが誰1人として戻って来ない。普通なら1人か2人ほど使いを寄越すはずなのに...周りの奴らは押せ押せムードだ。本意では無いが早く騎士団に来てもらいたいところだな。騎士団長は魔王と友好な関係を望んでいる、対して騎士団副長は王様万歳だ。騎士団が割れるな...はぁ、頭が痛い。まぁ、やって来た騎士団をさっさと送り込んでその隙に攻略するか。
おい、と私の腹心を呼ぶ。
「騎士団が到着し次第奴らを送り込む。その隙に我々国軍がダンジョンを攻略する」
「はっ!」
騎士団が魔王を倒すのは無理だろう。だが大きな隙は出来るはずだ!そこを突く
○
「とか思ってそうだなぁ...」
「どうしたんですか?魔王様!」
「ん?あぁ、ティアナか。いや、騎士団は強いけど周りに比べたらってだけなんだって事さ」
実際マレットの力を見て、騎士団の実力はだいたい分かった。多分奴らが本気で来ればヘビーモス3体の10層は抜けれるだろう。だが、11層!ここが鬼門、果たして暗闇の中でどれだけ本来の力を出せるかな?
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ティアナに家の性能で驚かせてしまった。まずは照明、水道、次にトイレ。トイレはやばかった...突然きゃぁあああ!って悲鳴が聞こえたから焦って駆けつけたらウォシュレットに驚いてただけかよ...さらに鍵をしてなかった所為で思いっきり開けてしまって...うん、なんでもないよ?ホントダヨ
お風呂はね...その...い、一緒に入ったんだ。使い方を教えるためにね。べ、別にやましい気持ちは無かったさ!多分...お互い水着を着たからね!え?なんで女子用の水着があるかって?そんなん聞くなよ恥ずかしい!
DPで食事まで賄える。だいたい1食あたり5ptの消費だ。実はこれ、意外と重い。1人なら良いが、人数が増えていくとね。
精霊はいきなりソファで寝始めやがった。ん?そういやあいつの名前聞いてないったな。んんん?そもそも俺の名前はなんなんだ?
どうも!
2話投稿でやんす。次回、騎士団の登場と名前を考えます。
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