異世界高校記〜受験編〜2
え〜と・・・今頃ですいませんが、後書きには語句説明があるので出来るだけ見て欲しいです。
「さて・・・そういえば掲示板にはこの階のどの教室かなぁ。」
(現在4号館二階)
廊下をこの高校の男子生徒が歩いている。
「あの人に聞いてみるかな。・・・あの〜、スイマセン。ちょっと聞きたいんですが」
「何だい?何でも聞いてくれ。そのために俺は今日来ているんだ。他の生徒は休みなのにね。あ、俺の名前はアマミヤヒカル。」
いや、名前なんて聞いてないよ。
この先輩に聞いたの間違えだったかなぁ。
なんかいやにハイテンションだし・・・。(シン・ユナッハ心の声)
「実はかくかくしかじかで・・・(以下省略)」
「ああ、それなら各教室のドアに紙が貼られているからそれを見るといい。僕も受験の時同じことで悩んだなぁ。気付いたのは一時間目が終わってからだよ。」
(この高校。
確かそれほど入るのが難しくはないはずだったけど、一教科受けれないで受かったってことは実は頭いい!?・・・態度は馬鹿っぽいけど。)
「ありがとうございます。」
「いやいや、それほどでも。君に精霊の導きを・・・。」
「えっ?何か言いました?」
「いやいや、何でもないよ。試験頑張ってくれたまえ。」
「はい。サヨウナラ。」
アマミヤ先輩に言われたとおり各教室には名簿が貼ってあった。
(でも、これ絶対迷う奴出るな・・・アマミヤ先輩に会えて良かった。
あの人ちょっと変だけど面倒視良さそうだし。
あれ?そういえばアマミヤって、この学校の名前と同じだなぁ。)
「ん?・・・おぉ、あったあった。危うく見逃すところだったな。え〜と窓際、前から二つ目か。」
教室は中学と変わらない大きさだった。(40人位収容出来る程度)
自分の席につき、窓の外を眺める。
空には澄んだ蒼が広がっていた。
(絶対受かってやる。そして・・・魔導工学科に入るんだ!)
私立アマミヤ学園
規模、施設の充実度としてはどこにでもある学校だが私立の学校としては唯一魔導工学科がある。
精霊
シンたちの世界にいる目には見えない高次元体でこの世の全てを構成し、司っている。一部の人のみ見える(魔術師や神官など)
魔導工学部
受験編3を待つべし