表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロリータ縛りでも余裕だし?  作者: ペンギンの爪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/12

09

「やっほーい、いいね!すっごい戦いやすいや」


「ルージュさん!俺敏捷ないです、待ってください!『ショット』!『ショット』!」


「ご主人様!抱えて走りましょうか!?」


「うぁーーー!!お願いします!!」


ルージュはアイビーの魔法によって足止めされているホーンラビットに夢中になって走り回っていて、ぜえぜえと息をしているウィンのほうなんて見向きもしていない。ウィンは心の中で「ルージュさんは戦闘狂だったのか!」と叫ぶ。

ウィンのほうを気にしながら走っていたアイビーが抱えて走るという提案をしてきたので、ウィンは申し訳なく思いながらその提案を飲んだ。


「なんっで!姫抱っこなのアイビー!もっと他に抱え方あったでしょ!」


「申し訳ありません、ご主人様に負担にならない抱え方をこれしか思いつきませんでした」


お姫様抱っこで抱えられたウィンは何度かアイビーに抗議した後、あきらめた様子でモンスターに魔法を打ち始めた。

そしてある程度ウサギの数が減ったころ、我に返ったルージュがウィンとアイビーのもとに駆け寄ってくる。


「ごめん、楽しくて振り返るの忘れちゃってた。って、なんか面白いことになってるね」


「自分より小さい子に抱かれた……もうお嫁にいけない!」


「じゃあ私がもらってあげようか?こんなかわいい子だったら全然オッケーだよ!」


「許しません!何てことをおっしゃっているのですか?!」


「んなアホなこと言ってないで次の階行きましょうよ、まだウサギだけですけど蛇出る前にさっさと2階に」


「あ、やっと来た!」


「は?何が」


ウィンがやっとアイビーの腕からおろしてもらえてほっとしている中、ルージュはふたりの後ろを指さして嬉しそうに笑った。たった数時間だがダンジョンをルージュとともに攻略していたふたりはルージュがにこやかに笑う理由を察して青ざめる。

勢いよく振り向いたふたりのめに映ったのは凶悪な顔をした蛇、シャープスネークだった。


「でっか、こんなのが1階にいてほんとにいいのか」


「これ糸で止まるんでしょうか」


「1階でエンカウントするにしては強いけど楽しいんだよね!しかもほら1時間たったし!」


ルージュの言葉を聞いてウィンはウィンドウを呼び出して時計を見る。そこには、ダンジョンに入った時刻からちょうど1時間の時間がたっていた。ダンジョンの同じ階層に1時間以上いると出てくる敵が強くなるということがこのゲームに早くも出現した検証班によって解き明かされていた。

それはどういうことかというと、平時でさえ強いと言われるシャープスネークがもっと強化されているということで。


「うぉらッ、」


3人の中で初めに動き出したのは大剣を振りかぶったルージュ。その次に動き出したのはアイビーで、糸魔法で足止めを試みたのちほとんど効いていないことを悟り、舌打ちしながらナイフ片手に特攻する。


「避けるのさぼんな!ウサギの時はちゃんと避けてたじゃん」


最後に動き出したウィンは前衛で戦っている二人に攻撃が当たりそうになるたびに悲鳴をあげながらマジックガードを展開していた。


「ウィンちゃんうまいよ~!その調子!」


「じゃあ避けてくださいよ!」


「ノーガードで大剣振るのが楽しくてごめん!」


「アイビー!!」


「ご主人様のこと信頼しています!!」

 

「なんなんだよあんたたちは!!」


そうして、横薙ぎしたルージュの大剣がシャープスネークのHPを消し飛ばし戦いは終わった。


「それじゃあ2階への階段に行って休憩しようか。階段ではモンスターが出ないからね、セーフティーエリアってやつだよ」


「そうですか」


3人はダンジョンの1階と2階の境目の階段に腰を掛ける。


「疲れたー」


「頑張ったねふたりとも。それじゃステータス見てみてよ」



プレイヤーネーム∶ウィン

ジョブ∶特殊召喚士Lv.3

種族∶人族

HP55

MP72(+42)

筋力6

魔力24(+14)

器用11

俊敏7

耐久6

幸運2

スキル∶使役Lv.2、命令Lv.1、特殊召喚Lv.3、縛り、無属性魔法Lv.2


ネーム:アイビー

ジョブ∶裁縫師Lv.3

種族∶最下級悪魔

HP90

MP69

筋力7(+1)

魔力23

器用33

俊敏28

耐久17(+1)

幸運4

スキル∶従属Lv.3、裁縫Lv.2、糸魔術Lv.4、月の糸


「わぁ、レベルが上がっていますね」


「あっ、アイビー幸運上がってやがる」


「ステータスの上昇はランダム抽選なんだって~。プレイヤーは1レベル上がるごとに2ポイント振られるみたい。召喚獣はちょっとわかんないけど」


「僕は3ポイントですかね?」


ウィンとアイビーはステータスウィンドウを覗き込みながら会話をしている。ルージュはその様子を拝んでみていた。


「スキルのレベルは死んでも下がらないから安心してね」


「よかった!ステータス下がってもそこまで下がらないんだね」


「それでも器用度下がるんですよね。なるべく死なないようにしないと」


「そうだね。それじゃ死なないように2階を攻略しようか。こっからペース上げてくよ!時間余ったらみんなでご飯食べに行って、ご飯食べてるウィンちゃんをガン見するんだ~」


「勘弁してください!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ