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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
デスアプリシーズン1 エピソード1 行方不明
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またもやミツルの計画

またもやミツルの計画


それから数日が経ち、大学へと行くと、またもやミツルから面倒なお誘いが。

懲りないと言うか、頭の中はそれしか無いと言う感じのミツル、それに付き合ってやるのだから、俺も同類なんだと思う。


「おーいモブユキ」

「モブユキかよ、なんだよ下半身ミツル」

(いつでも発射オーライ、燃料満タンっていみだよ)と頭の中でつぶやく

「なんだは無いだろ~しかも下半身って…どういう意味だよ」

「また合コンか?」

「いや、今度はちがうんだな~これが」

「合コン以外になにがあんだ?」

「お前ダブルデート行かないか?」

「ダブルデートって俺は彼女いないんだが」

「こないだの鬼姫はお前のコレじゃないのか?」

「鬼姫って、本人の前で言ったら殺されるぞ」

「本人居たら言う分けねージャン、俺は女の前じゃ紳士だからな」

「あ~ そうですか」

「それじゃあ適当な女見繕っておくから」

「それって俺の参加は決定事項か?」

「なんだ、いやなのか?」

「その前にいつ行く予定なんだ?」

「今度の日曜」

「その日はバイトだよ」

「じゃあ土曜は?」

「もう埋まってるよ、家族で買い物だ!」

「なんだよお前、真面目かよ」

「あの先輩、白石先輩連れて行けばいいじゃんか」

「あれか~、こないだの合コンで気分悪くしたみたいで、誘いづらいんだよな~、それに先輩連れて行くと2対2じゃパシらされるだろ」

「あー、そうかこないだ山口さんがパイセンが狙ってた後輩連れてっちゃったからな~」

「そうなんだよ、あの子は次のターゲットだから鬼姫ナイスだったけどな」

「お前、よく刺されないな」

「刺されるわけないジャン、おれは女には優しいし彼女が怒ったら土下座して謝るし」


どうやら複数人と付き合うコツはいかに相手の怒りを収める事ができるかによるのだろう。

確かにイケメンから愛をささやかれ、自分といる時は優しく手をつなぎ抱きしめてくれるのだ。

そいつが浮気していてもその度に君だけだよと、君が本命なんだと泣いて謝られたら。

許してしまう女の子は結構いるだろう、しかも許してしまいそうな女性ばかりを選んで相手にしているのだから。


「じゃあその次の土曜は?」

「それなら空いているかもしれない」

「じゃあその日キープな」

「おいおいまだ決まってないんだぜ」

「頼むよ、他にいないんだからさ~」


他にいないのではなくて俺ぐらいしか安全にこいつの計画を勧められそうな協力者はいないと言う事。

別にミツルの手伝いをするつもりなど無いのだが、どうやら俺の立ち位置はおまけとして行動させるのに都合がいいと取られている様子。

確かに変な行動もやばい言動もしない、2対2のデートを企画して俺を誘えば、勝手に女子の相手をしてくれるはずとでも思っているらしい。


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