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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
デスアプリシーズン2 エピソード1 目覚め
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女子の宿泊施設

女子の宿泊施設


信之と一緒にこの世界へと異世界召喚に巻き込まれた大城柚子。

他の女子は異世界転移がアニメのような夢だと思っている、だから中にはしょうもないことを考える女子が居たりするのだ。


「あんたさ~あいつとどういう関係?」

「あいつって?」

「信之とかいうやつ」

「一緒にいたんだから友人なんでしょう、もしかして彼氏?」

「そんな風に見えた?」

「見えたよ」

「親しそうじゃん」

「もしかして狙ってるんならどうぞ」

「そういうことじゃねーし」


話しかけてきたのは少しイってるような女子、耳や鼻にはいくつものピアスが付いており腕にはタトゥーの花が咲いていた。


「それより昨晩は何してくれてんのかな?」

「私が何かした?」

「折角用意したパーティーが台無しジャン」

「何の事?」

「頭わりーな」

「それ 私を煽ってる?」

「この糞アマ」

「ふーまじでだるい、人を巻き込まないで」

「なんだと!」

「パシン」


いきなり右パンチが飛んでくる、先ほどまで訓練していたのでLVが少し上がったのを良い事にボス山でも作ろうと言うのだろうか?


「怪我したいの?」

「くそっなんだお前!」

「女の子の言葉使いじゃないな~」

「なに?」

「止めなよ!」


他の女子が気付いて止めに来る。


「あとで 覚えてろよ」

「はいはい、何でもしてみれば」


バンドの追っかけなのかな、薬物目当てで参加していそうな女子は数人いたりする。

そして性懲りもないことをたくらんでいたりするのだ。

昨日の晩、事前に察知して男を2人つるしてやったが、あれはこの女子とつるんでの行動だった。

ターゲットは3人ほどいるが、彼女の友人と言うより嵌める相手と言った方が良い。

ライブの当日も薬物で眠らせ、襲ってビデオや写真を撮って脅すのだろう、甘い言葉に騙されるなら本人達の甘さもあるが。

ターゲットは最初からいじめの対象であり、逃げられなくしておいて誰かに襲わせる算段だった可能性が高い。

この状況下で自分達の置かれた立場をまだ理解できないでいるのだから、まあそんな奴には最初から手を貸そうとは思わないが。

その他の女子にはなるだけ手を貸してあげたいところだ。


【身を守れ:夜に紛れて襲ってくるバカがいる、今回は4人+2人】

(やれやれ)

「ねえ、あなたどうしてそんなに落ち着いてるの?」

「あー私RPGゲーム好きなんだよね」

「え?」

「うそうそ、冗談よ でもねこんな時だからバカな事する奴が許せないだけよ」

「ねえゆずちゃん」


明奈が心配そうに駆け寄って来る。


「大丈夫だからね」

「それより、寝る時はあのセット着て置いて」

「勇者の?」

「普段は着ない方が良いけど夜は何が襲ってくるかわからないから」


当然だが朝倉明奈はこの世界に来るのは初めてだ、良いところのお嬢様であり。

善行レベルは20だった筈、ここに来る前ナビゲーターから20個選べと言われたらしい。

LV20であれば当然選ぶのが勇者セット、一つ選べば7個もの魔道具をセットで獲得できるのだ、誰でもそれを選ぶだろう。

しかも夢にまで見た騎士装(女子用)、パンツではなくスカート仕様だが。

初めてこの世界に入ったならば善行LV20で他のセットは選びにくい。


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