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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
デスアプリシーズン2 エピソード1 目覚め
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カリンは恋してる?

カリンは恋してる?


その日俺と有希はそこで別れた、その後俺は家族と買い物に行き。

そして数日が過ぎて行く、有希との約束は今度の日曜日と言う事になり。

俺は次の土日両日を友人との約束で埋める事に、おかげさまでアルバイトは急遽土日両日共に休むこととなった。

そして明日がミツルとの約束であるダブルデートの日となった。


「おつかれ~」

「お疲れ様」

「ノブ君、話が有んだけど」

「何?」

「それは後で、付き合ってくれるよね」


少し身長が高くなって綺麗さが増したカリン、俺も身長が高くなったので目の位置はそれほど変わらないのだが。

何故か以前より女らしさがました彼女、いつの間にかお客様からも声を掛けられるようになっていた。


「分かった」


まさか告白されてしまうとか、あり得ない。

夢なら冷めないで欲しいと思うのだが…

俺達はバイトの後、何度となく利用しているファーストフードの店へと彼女と行くことになった。


「それで?話って」

「あのさ、言いにくいんだけど…」

「どうした、らしくないよ」

「実はここ数日、客に言い寄られ過ぎて参ってるんだけど…」

「そう言えば中々帰ってくれない客が何件かいたね」

「それでさ…頼みが有んだけど」

「何?俺で良ければ聞いてあげるけど」


いつもなら懐疑的な返事をするはずの俺だったが、何故か以前より男らしさが増したおかげか。

カリンの頼みを断りもせず引き受けようとする。


「あーしの彼氏になってくんないかな?」


顔を赤らめながら、モジモジと頼むのも恥ずかしいのが見て取れる。

なのに カリンはまさかのまさか、俺に彼氏のふりをしてくれと頼んできた。

振り、彼氏の振り、だがどう考えてもそれは振りではなく、できれば彼氏になってほしいと言っているように見える。


「おーい 聞いてるか!」

(あり得ない、というかどうすればいい)

「それマジで?」

「いやなの?」

「いやじゃないけど、そのあいだ他に男を作らないってこと?」

「そ それは…」


まあ別に俺はカリンを嫌っているわけでも付き合いたくないと思っているわけでもないのだ。

逆にヤンキーな部分が少しでもなくなれば、彼女候補としては俺の1番に入って来るだろう。

実はここ数日俺の外見が良くなったせいなのか、俺自身 大学でも何人かの女子からお食事のお誘いを受けていたりする。

だが、大学の同級生達は花梨と比べると全員普通に見えてしまう。

目の前に理想の外見をした女子がいる、一つ年上なところが気になるが。

それぐらいの事は目をつぶっても、目の前にいるカリンは俺の彼女にしたいと思うほど気になる存在になっていた。


「分かった、引き受けるよ」

「良いの、やった!」


そんなにうれしいのか?いや俺もうれしいのだから、カリンからの頼みが一時的な物だとしても断る理由がない。


「あ もう一つ話さないといけない事があった」


それはアプリの世界で会ったいじめを行っていた男子と女子の事だった。


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