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事件は解決

事件は解決


「無事でしたか!」

「ええ、大した事は無かったです、誰も傷つかずに済みました」

「俺は傷ついた…」ボソッ

(無視)

「邪教徒達は我らが預かります、これから彼らは牢屋にて裁判を待つことになります」

「では邪教徒13人、よろしくお願いします」

「ははー」


帰りは馬車に乗ることになった、隣には何故かセイヤが座る、勘弁してほしい。

そういえばもう鼻は治っているようだ。


「鼻はもう良さそうだな」

「ふざけんなよ、お前のせいで大変だったんだぞ」

「それはこっちのセリフだと言っただろうが!」

「勇者様こちらの方とはお知り合いで?」公爵

「あーこいつも転生者らしい」

「こ こいつかよ、俺の方が年上なんだぞ!」

「なら恥ずかしい事すんなよな!」

「まあまあ」


今にも殴り合いそうな2人、まあノブユキが殴ると簡単に死んでしまうだろう。


「ところで勇者様、相談があるのですが…」

「何でしょうか?」


聖女からの相談は、さらに混沌の渦へとノブユキを巻き込んで行く。


「この話は王城へ戻ってからになりますが、王様に無事を先にお知らせしなければならないので」

「何々、俺にも教えて?」

「お前は俺の面倒ごとに首を挟むより、LVアップのために訓練しないと無理だぞ」

「訓練?」

「LV2の戦士ってNPCより下じゃねーか」

「そんなの俺のせいじゃなねーだろ」

「とりあえず王様に会ってからそこいらを話し合おう」


聖女はせっかく助かったのに何故か神妙な顔を崩さない、確かにその顔は美麗であり秋元君とどこか似ていたりする。

髪の毛はロングのストレート、若干色が薄いのか髪も少し茶色い。

馬車は公爵の館に着くとマリシーナ嬢とロック隊長が出迎えてくれた。


「勇者様よくご無事で」

「山賊の時より楽だったよ」

「心配しておりましたが、さすがですね」隊長

「ところでこちらが聖女様」

「はいマリカと申します」

「こちらの男性は?」

「俺はスガタセイヤよろしく!」ニパッ!

「あーこいつは気にしなくていい」

(なんだよ、女性には愛想よくだぜ)

「こちらの女性もお前のファンかよ!」

「だから最初に言っただろう、日ごろの行いがこういう場所で物を言うんだよ」

「ズルすぎんだろ」

「なら地道に訓練するんだな。まずはLVあげからな」

「ぐ…」


LV2になってもスライム1匹倒す事すら苦労するのだから、何も言い返せない。

まあ下手すると死に戻る可能性の方が高かったのだから、今はその幸運を喜ぶしかない。


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