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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
シーズン3 エピソード1 現世へ(次なる事件への介入)
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加わってみた

加わってみた


既に全員がその女性の存在を知っていたりする、だが本人は隠し通すつもりでいるらしい。

地味~な、恰好をわざとしているのだろうか?野球帽をかぶりサングラスをしてはいるが。

GパンにTシャツ、夏は確かにそのスタイルが普通に見えるはずなのだが。

あの世界から戻ってきた女性が普通に見えるわけがない。

胸はかなり大きい割にウエストは細く、グラビアに出ても行けそうなルックス。

元はそこまで良くはなかったはずが、あの世界から戻ってきたことで本来のスタイルに磨きがかかったような状態。

本人も少し自覚があるようだが、彼女はそれを他人とあまり比較していないらしい。

男性からの目線で言わせてもらえば、アンナはかなりいけていると思われる。

だから隠れていても絶対目立つ。


(ばれてないわよね)

「ねえきみ、僕らと付き合わない?」

「はあ?」

「一人だよね」

「だから何!」

「俺らとどこか行かないかって」

「行かないわ、放って置いてくれる」

「なんだよ、ブス」

(あ 久しぶりに言われた、懐かしい響き、でもブ男に言われてもね)


物陰から信之達を見ていたアンナだが、男に声かけられること数回。

全てお断りしているのだからもったいない。

人を好きになるとこういう事になる、今の彼女には信之しか見えていないのだから。

アミューズメントパ―クを堪能して全員が一路宿泊先のホテルへと向かう。

夜食は外で摂ると告げてあるため、5人は夜の町へと繰り出すことになった。

そして彼らの後を付けてくる女子に一言。


「ねえ、そろそろ加わりなよ」

「え!」

「もうバレバレ」

「2回目に誘ってきた男の子結構可愛かったじゃん、ついて行けば良かったのに」マリカ

「わ 私は」

「それより、どうせなら一緒に行動しない」柚子

「いいの?」

「変に後を尾行されるより安心するかもね」有希

(なんであたしの方を見るのよ)

「仕方ない、許す」花梨


まるで仲間外れにしているみたいに感じるのだから仕方がない。

アプリの所持者であり帰還者になった者に法的な接近禁止命令など出しても意味はない。

ましてやこうなったのは彼女のせいではなく、いくつかのアクシデントが加わったせいである。


「それで、どこに行くの?」

「行方不明になったJKは繁華街の裏道で客を取っていた、だったよね」マリカ

「そうそう、他の行方不明者も同じだって」有希

「有名なスポットがあるのよ」柚子

「そうなんだ」ノブユキ


若者が行き交う通りであり、その先にはいくつかの店が軒を連ねている。

まずは食事処を探し、夜食を取った後で現場を散策する。


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