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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
デスアプリシーズン1 エピソード1 行方不明
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次の村へ

次の村へ


始まりの村から50kほど北へ向かうと次の村がある、この村よりは次の村の方が栄えていると言う。

要するにこの村はこの国の一番外れに位置しているらしい。


「そうなるとこの村からは徒歩しかないんだね」

「はい村には馬車もひと月に1度来るか来ないかで、今月は後10日経たないと馬車は来ません」

「そういう物なのか…」

「勇者様はやはり王城へと謁見に行くのでしょうか?」

「いや 別にそこまで行こうとか思わないけど…」

「そうですか、今この国は少し情勢が不安定になっています、所々で危険に遭遇するかもしれません」

「そうなんだ」

「ご注意ください」

「分かったよ、有難う」


村人達総出で出送られた、やはりこの村にはあの姉妹しか若い子はいないらしい。

確かに15人と言う村人の数は少ないなんてものじゃないが。

何とか初日を無事こなせたおかげか、自信が湧いてくるのは不思議だった。

普通ゲームの中や漫画のストーリーだとここは馬車では?と思うが、このストーリーの作りは同じようなRPGのゲーム感覚なのか。

50kと言う道程は電車で8駅前後、確か新宿から中央線で八王子くらいまでの距離だろう。

(マジ 50kの道程はだるそうだ)

昔高校の行事とかで青梅から小平まで歩かされたことがある。

確かあれは40k近くあったから同じような感じなのか。

だが、道は道でも山道なのだから、この経験はまだした事は無かった。


「きつー」


その道のりはかなりきつい、身体能力が上がっていなかったらと思うとゾッとすることだろう。

始まりの村でレベルを上げていなければこのスピードで進むことも難しかったはず。

実は現在時速20kで歩いていたりする、まあそれでも直線と曲線では1,5倍と言う距離の差があるのだが。


「ササササ」


瞬歩とSPDの相乗効果は普通に歩いている速さで5倍進む、もちろん疲れはするのだがその割合は現在5分の1ぐらい。


「これなら後2時間もすれば到着するな…」

「ガササ」


山道を進んでいると目の前にそれは現れた!


「蜘蛛!」


でかい蜘蛛だ、足を広げると5メートルは優に超える。

問題なのはそれだけではないと言う事、周りにも大小さまざまな大きさの蜘蛛が枝の合間から垂れ下がってきている。

(これ やばくね)

でかい蜘蛛はLV30、その他の子蜘蛛達は下がLV5ぐらいで上はLV8前後。

問題はLVではなくその数だ、木の枝からは見渡す限り道の先の方まで垂れ下がっている。

そして道の中央には大蜘蛛、全て足すと総数は100匹は超えるんじゃないだろうか。


「む ムリー」


ノブユキ頑張れ!


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