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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
シーズン2 エピソード4 魔王討伐
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洞窟攻略

洞窟攻略


勇者候補のBグループは洞窟ダンジョンのボスと決死の戦いを続けていた。

唯一勇者セットを手に入れていたイケメン箱崎は岩石竜のすきを狙って背後にあった石碑へと近寄る。


「ズオー」

「うそ」


どうやら石碑に近寄られるのを嫌ったのか、岩石竜の尻尾が箱崎めがけて振るわれる。


「ガイン」

「イッ」

(くらくらする)


何とか攻撃を受けきれたがかなりHPを持っていかれたようだ、だが一度振るわれた攻撃はその図体の大きさから。

何秒かのクールタイムが設定されているようだ。そのすきに石碑に刻まれた文字を読む。


(なになに、赤き輝く星の砕け散る時、真の勇者が誕生す)

「赤き星」

「隊長!赤い星だ!」


薄暗いダンジョン内、身体能力アシストスキルによって明かりが無くとも少しは見渡せるが。

よく見ると天井に赤く光るものが数か所見えている。

いくつかはその色が薄く、ひときわ高い場所に一つだけ真っ赤に輝く宝石のようなものがはめ込まれていた。


「あれだ!」

「誰かあれを打ち抜け!」

「やってみる!」箱崎


弓を持っている勇者はこのグループにはいなかった。

女子の2名も癒術士と魔術士であり、天井の高さは10メートル以上はある。

まだ人型ゴーレムは数体残っており、さらにゴーレムが生み出されようとしている。


「ガン」

「いけー」

「バチュン!」


岩石竜の背中に飛び乗りそこから天井へとジャンプする。

既にLVは80を超えSPDは100まで上がった、俊足のスキルは既に手に入れた。

そして勇者セットを身に着けた箱崎は岩の竜からさらに天井めがけてジャンプする。

手に持ったエクスカリバーを天井に見える赤い石へと突き刺すようにたたきつけた。


「パラパラパラ」


砕け散った赤い石が四方に舞い落ちていく、まるで赤い宝石が流星になり飛び散るかの如く。


「グアー」

「ズン」

「ズン…」


壁から生まれていたゴーレムが動きを止め、そして岩石竜の皮膚が剥がれ落ちていく。


「終わったのか…」

「ズズズン」


その後、数秒が立つとようやく静けさが戻ってきた。


【魔王国の未踏破洞窟ダンジョン攻略を完了しました:全員に善行レベルが30付与されます各種パラメーターが20上がります、いくつかのスキルを取得できます】

「や やったー」


どうやら勇者Bグループは最大の難関を突破できたようだ、しかも残り9人全員の生存を守り抜いたままで未踏破洞窟の攻略に成功した。


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