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遠慮しない女子

遠慮しない女子


確かに汗を流した後は風呂に入りたい、それは分かるし女子ならば当然だろう。

だがわざわざ俺が入浴しているときに入って来るのはどういう理由があってのことだろう。

何か頼みごとがあるのかそれとも別な理由か。

彼女らが洗いっこしている間に俺は湯船の中へと身を沈める。


「主様いまさらにゃ」

「何が?」

「顔が赤いにゃ」

「そ そうか…」

「下も元気にゃ」

「う…」

「ノブユキ君」

「な なんでしょう?」

「何、固くなってるの?」

「え あ どこが?」

「横に入るわよ」


わざわざ柚子が俺の隣に身を沈める。


「ふー」

「わざわざ横に来て、何か頼み事でしょうか?」


いつの間にか反対側には明奈が湯船に身を沈める。


「モテモテにゃ~」


目の前にはいつの間にか横にいたはずのクロが顔をニヤけさせて成り行きを観察している。


「ねえ」

「はい!」

「明日から2手に分かれない?」

「え?」

「ほら17人もいると敵にばれた時、動きが制約されるじゃない?」

「そ そうですね」


そういいながら彼女の顔は真っ赤になり、口からぺろりと舌が出ている。

要するに話している言葉はこの状況を作るためのきっかけに過ぎず、本当の理由はほかにあるという事。


「もしかして催淫魔法使って…」


2人の腕が俺の股間に伸びてくる、そして

どうやら2名ともにそういうことを求めて魔法をかけてきたようだ。

だがこの状況でなぜ今彼女らはそれを実行したのだろう。


【スペシャルクエスト発生:最初の人になってみよう:優しくHの相手をしてあげよう満足度が88%を超えたなら善行LVを50以上取得できる、同時に性技スキルのパラメーターや好感度も上昇する】

【女性側にはさらに大きなプレゼントクエストが発生しています】

【Hをするだけで生還確定、Hの後ですぐ死んでも無事生還できます、さらに身体能力UPスキルが2つ取得できます・リジェネスキル、痛覚設定スキル】

「マジ?もしかして全員?」

「イェス」明奈


とんでもないクエストが発生していた、確かにこのキャラバンには男性が俺しかいない。

だからと言って彼女らの全員と相手しなければならないとは、どういうことなのか?運営が発狂でもしたのか?確かにミツルだったら鼻血を流しながら歓喜することだろう。

だが、柚子迄この計画に賛同するとなると、何か意図的なものを感じてしまう。


「ボディバインド」柚子

「ちょ 待って なにする…」

「メンタルコンフェ」


俺より魔術に長けている柚子、いくら総合LVが上でも魔術士としてのLVが上の方が魔術の威力は断然上になる。

しかも不意の魔法、裸になった状態で防具も身に着けていなければ何のバフも無い状態。

その後は意識が飛んでしまったノブユキ、体の動きを魔法で奪われ、さらに意識まで飛ばされ何をされたのかもわからない。

ただ、うっすらと覚えているのは何人もの女性が俺の上にのしかかる感触だけが走馬灯のように過ぎ去っていく。

そして目が覚めたのは数時間後、2階のゲストルームのダブルベッドの上だった。


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