ノルザン砦で再会
ノルザン砦で再会
魔族の気配を感じて一人丘を下ったノブユキ、ゾンビの攻撃は砦の方角にも侵攻していた。
「何か来るぞ!」
「敵襲」
「ゾンビとグール、スケルトンもいるぞ!」
「これは?」
「勇者様!」
「索敵、やばそうなのが3匹いる」
「魔族の召喚術だわ」
「そいつらを倒さないと侵攻はやまないということか…」
「ここは堀があるから大丈夫だけど…」
「確か兵士の増援が来るはず」
「分かった俺が見に行ってくる」
「勇者様…」
「大丈夫だよ」
「ニャーオ」
「一緒に来るか?」
《多分死霊使いの3兄弟にゃ》
《知ってるやつらか?》
《たいして強くないにゃ》
《分かった一緒に来い》
《ご主人様、大好きにゃ》
「隊長はここの守備を頼む」
「分かった!」
「バシュン」
一度の跳躍で300メートル以上進むことができる、走る速さは秒速100メートル以上。
約7回の跳躍で魔族がいる場所へとやってきた。
(あれ?)
そこには5人の女子が魔物の残骸の中で微笑み合っている、なんとなく近寄りがたい。
「柚子?」
「あ 信之君」
「増援って、君たち?」
「いいえ近くの村にあと900人以上来ているわ」
「柚子ちゃん一応報告しておかないと」明奈
「俺も同行しよう」
「それにしてもやるな~」
「まあね」
このぐらいできれば彼女らだけでも相当な戦力だろう。
「あ 猫ちゃんだ」
《にゃんだ 何するにゃ、さわるにゃ》
「ゴロゴロゴロ」
《きもちいいにゃ》
魔獣改め従魔クロは速攻で女子に餌付けされてしまいそうだった。




