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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
シーズン2 エピソード2魔族討伐
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魔族退治

魔族退治


その姿はまるで映画に出て来るドラキュラ、だが彼らの位置付けは魔族の男爵クラスらしい。

ちなみに3人は兄弟と言った関係の様だ、そして魔将軍に次ぐ地位にいる。


「ケケケ、うまそうなにおいがするぜ」

「ほんとだ、人間のメスか 3人で割っても2匹あまるな」

「それじゃ競争だ、誰が多く捕獲できるか、勝てばメス2匹追加だ!」


NPCの味付けとしてはなかなか闇深いようだ、だがこの状態は少し舐めすぎだと言ってよい。

一人は勇者として一度卒業している人物、他の2人もすでにLVは30を超えてもうすぐLV40になろうとしている。

それに勇者セットを着用すれば+LV10以上ステータスが上がるからだ。


「シュン」

「バシュン!」

「オー」


一直線に敵陣を走り抜ける柚子、まとめて全部退治するぐらいの勢いだ。

だがそれを見て急遽、罠を張り巡らせる。

それは闇魔法の影縛り。


「ダークネスデバインド、マーシュグラウンド」

「ズプン」

「なに!」

「かかったぞ」

「このー」

「させない!」

「フライ、ホーリーライト」

「ピカッ!」

「まぶしい…」


光魔法でゾンビ系を全て屠って、沼のようにまとわりついた影縛りをも消し去る。

さらに飛行魔法で沼から逃れる柚子、いつの間にか敵めがけて突っ込んでいた。


「な なんだと!」

「甘いんだよ!」

「ズバン!」

「ギャー」

「うそだろ!」

「逃がさない」


柚子のやばさを感じ取った残りの魔族2人、秒殺された兄弟を見て逃げることを選択したのだが。

柚子の気迫におされて体がこわばってしまう、いわゆるフローズンハート。

さらに柚子が持つスキルで仲間の攻撃力は倍に跳ね上がった。

※グランドアタックサークル:パッシブスキル(50メートル以内にいる味方の攻撃力が倍になる)


「逃がしません」明奈

「ホーリーサークル」祥子

「体が…」

「お命頂戴します」明奈

「あんたもね」美佳

「ウィンドカッター、からのアイスバレット」純

「ヒュンヒュンヒュン バババババ」

「グアー」

「バスン!」

「バシュン!」


約2秒ほど、後を追走していた明奈たち。

本来ならば全員沼に足を取られて捕まってしまうことを想像していた魔族だったが。

予想を大きく裏切られ唖然とする。


「グアー」

「なんだこいつらー」

【死霊使い:ズーマ(魔術士LV65・暗黒魔術士LV27)死霊使い:バズズ(魔術士LV58・召喚魔術士LV30)死霊使い:ダマガ(魔術士LV69・死霊魔術士LV19)の退治を完了しました、5人にそれぞれLV10をプレゼントします】


そのほかにもいくつかのドロップ品を手に入れた。


「柚子ちゃん」

「明奈もやるじゃない」

「やったわね」

「できるじゃない、私たち」

「やっぱり相手が魔物だと罪悪感ないね」


そう、本来ならば怖いはずの魔族達がそれほど怖いものだと感じないのはLVが上がったこともあるのだが。

それよりもいつの間にか手に入れていたスキルのおかげかもしれない。

闇系の魔物を倒すとほぼ確実に入手可能なスキル(メンタル強化)そして(鋼の心臓)。

そして高LVの魔族を倒したことにより得られるスキル(対魔族攻撃力10%UP)(対魔族魔法攻撃力10%UP)

そのほかにもそれぞれにいくつかのスキルや褒章を手に入れていた。


【魔族の侵攻:クエストクリア完了しました】

【ゾンビ、スケルトン、グール10体以上倒す:完了しました】


これで今夜は静かに寝ることができそうだ。


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