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デスアプリ(帰還できるのか…悪事を裁くのは誰だ!)  作者: 夢未太士
シーズン2 エピソード2魔族討伐
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勇者候補(女子)対高LV魔族

勇者候補(女子)対高LV魔族


本来ならば暗闇の中を走るのは女性にとって苦手な行為。

現実ならばどこかから痴漢や暴漢が現れてもおかしくはない。

だがここは非現実の世界であり、出てくるのは魔狼やゴブリン、そしてオーガやオークと言った魔物達。

途中でそう言った魔物の姿は無かったが、グールやゾンビは進むほど多くなって行く。


「じゃま!」

「ドシュン」

「ドン」


柚子が先頭を切って屠っている為後ろからついて行くのは割と楽だが、それでもユズの速さは尋常では無かった。


「はやい~」

「あんたが遅すぎ」

「しっかりついておいで」

「くっ!」


ユズは大剣エクスカリバーを秒速で振るう、この剣はもちろん聖なる剣と言う御墨付きがある。

一振りすればグールやゾンビなどの魔物やスケルトンやレイスと言った死霊系の魔物も、一太刀で昇天させる能力を持つ。


「なんで光ってるのさ~」

「そう言う剣だから~」


5人中2人がエクスカリバーを持っている、一人は魔術士を選択したため世界樹の杖も所有している。

勇者ならば手に入れたい一振りではあるが、善行LV18以下ではA判定となりエクスカリバーは手に入らなかった。


「ザザザー」

「何?」

「止まって」


柚子がブレーキを掛けたのは目の前に魔方陣が3つ現れたから。


「邪魔者がやって来たな」

「われらに仇成す者達か」ズーマ

「恐れるな、我らが負ける事など無い」バズズ

「アナライズ」柚子


死霊使い:ズーマ(魔術士LV65・暗黒魔術士LV27)

死霊使い:バズズ(魔術士LV58・召喚魔術士LV30)

死霊使い:ダマガ(魔術士LV69・死霊魔術士LV19)


「エクスカリバーならやれるわ、私が先陣を切るから援護よろしく!」

「任せて、ホーリーウィンド」

「サー」


聖なる風が魔方陣を消していく。


「なんだと!」


世界樹の杖は初めから聖魔法をいくつか使用できる能力を持つ、それなりのMPを消費するので癒術士としてのLVが20以上ないとすぐMPポイント切れを起こすが、今は既にLV30近くまで上がっており。

数回使用しても簡単に魔力切れは起こらないだろう。


「私も!」

「くそー当たって砕けろだ!」


Bランクに認定されたとはいえそれなりの武器を手に入れた美佳。

魔物に向かっていく二人を見てじっとしてはいられなかった。


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