水浴び
水浴び
湧水は手前と魔王国側の両方に見られるが、俺達偵察隊が使用する水場は橋の手前から少し戻った場所にある。
少し水が溜められるように穴を掘って石で周りを固めてある為、水浴びするのにちょうど良い。
「隊長全員水浴びは完了しました」
「分かった後は交代で見回りを頼む」
23人を4名ずつの交代制で物見やぐらと場内を見回る、交代で約5時間は眠ることができるが。
小隊には現在4人の女性兵がいる、一人は隊長もう一人はフェシル(癒術士)もう二人も癒術士と魔術士であり。
いずれ女性兵士はフェシルのように勇者候補と契りを交わすか、もしくは貴族に召し抱えてもらうのを待っていたりする。
兵士同士でも婚姻する事が有るのだが、基本的には隊長クラスにならなければ部下に手を出すような事は許されない。
「隊長の番ですよ」
「分かった、勇者様一緒に行きましょう」
「それなら私も」フェシル
「はい?」
現世で水浴びなんてしたことが無い、子供のころ何度かプールへは言った記憶があるのだが。
自分がこんな夜中に異世界で水浴びをするなどとは思ってもいなかった。
「ジャー」
「おー天然の水場か…」
「いっしょに入りましょう」
二人の女性は恥ずかしがることも無く、外套を脱ぎそして下着を脱いでいく。
月明りに照らされた裸体に一瞬目を奪われるが、フェシルに腕を掴まれて俺も水の中へと足を踏み入れる。
「きもちいいわ」
手拭いを絞りながら自分の体を拭いて行く。
「勇者様の背中もお流しします」
「え あ 自分でするよ」
「慣れておりますので、お任せください」
今迄女性に体を拭いてもらうなどと言う事は無かったし、そういう店に行った事さえない。
「前は私が」
「あ」
いつの間にか後ろはユーリアが優しくぬぐい、前はフェシルが丁寧に体を拭いて行く。
ちなみにリアルを追及しているのか、汗は出るし汚れもする。
だがこうやって水を使って拭くとすぐにきれいになる設定だ。
だがそんな事をされるといやでも反応するようになっているのは、わざとなのだろうか。
「おおきい」
「あ だめだって」
「お任せ下さい」
生まれて初めて二人の女性に襲われてしまった、現実世界ならこんなシチュエーションなどほぼあり得ない。
そしてまたいくつかのスキルを取得する。
【快感付与LV2になりました】
【愛撫LV2になりました】
【快感反応感知LV1取得しました】
【前戯LV2になりました】
このほかにもスキルを手に入れたが、それは又次の機会に説明しよう。




