カーテンコール
ユウキ
「私」。女傑勇者。ご主人様。
単独で峡谷の迷宮を一日で踏破する実力と強運の持ち主。
子供の頃から活発で、冒険に出ていた。頬の大きな傷もその頃についたもの。
英雄や女傑勇者などと持て囃されるが、決してそれを喜んではいない。
家に帰るとズボラで片付けられない干物女子。短い銀髪。深緑の瞳。長身。
ユリ
「あたし」。奴隷。少女。
もともと隣の国の服屋の娘だったが、捕虜となり奴隷商人に売られた。
病弱な母親を手伝っていたため、家事全般が得意。特に洗濯、裁縫が得意。
背は低く、童顔で控えめな胸。日焼けた肌。肩までの黒髪。とび色の瞳。
モブ
第一話の最初の場面、街中で「ごらぁ」と喧嘩を売った男。
ギャンブルで負けてイラついていたところに、足を踏まれてキレた。
ひげ面の強面。鼻がデカくて丸いことを気にしている。
ハヤク
モブの喧嘩を買い、殴りかかろうとしてユウキに止められた男。
端正で整った顔立ちをしているが、短気で有名な男。
イケメンなのにモテないのは、すぐに手が出るから。
モブよりも頭一つ分くらい背が高い。茶色の髪。緑色の瞳。
アキンド
奴隷商人。くるんと丸まったあご髭。パイプを吸う。
この国の軍にパイプがあり、捕虜を奴隷として仕入れている。
ユリは大人しくしていれば可愛げがあるので早く売れるかと思っていたが、そんなことはなかった。
どうしようかと悩んでいたところへ、ユウキが買ってくれたので内心大喜びしている。
ドーグヤ
馴染みの道具屋。ユウキのことをよく知っており、何かと気にかけてくれている。
ただ、商売に関してはシビア。絶対に損はしないようにしている。
アズカ・リヤ
倉庫屋の女主人。ぽっちゃり体形。いつも笑顔で接客している。
ユウキがどんどん男前になっていくことを心配しつつも、それを楽しみにも思っている。
ＢＷＨ全て同じサイズ。茶色いくせっ毛。黒い瞳。
キュージ
食堂の給仕。返事も掛け声もすべて「あい。」
仕事は手早く、正確。並みの探索者よりも強いと言われている。
食い逃げは絶対に許さない。肩までの赤毛。茶色の瞳。
チョオシ
第二話の食堂で盛り上げていたお調子者。カウンターの上にあがってキュージに怒られた。
詩的な表現が得意で「行きはよいよい」とか「それはそれは」のように繰り返しの言葉を使いたがる。
若い探索者で、将来は王都で詩人になるのが夢。
ツキ・マトイ
第二話の食堂に居た客。朝にユウキが峡谷の方へ向かうのを見た男。
探索者だが、怪我をしたので最近は探索に行かずに、街で簡単な商売をしている。
第七話でユリに絡んできた男でもある。ストーカー気質でユウキについて知りたがる。
食い逃げ容疑でキュージに捕まるが、お金はちゃんと持っていたので、後で許してもらった。
キャクエー
第二話の食堂に居た客。実力のある探索者で、峡谷の迷宮にも何度かチャレンジしている。
そのため「一日で帰られるわけがない」や「最下層には破壊の牛又が待っている」ことを知っている。
金髪碧眼のダンディーなおじ様で、町には隠れファンも多い。
キャクビィ
第二話の食堂に居た客。キャクエーとは兄弟で、一緒に食事をしていた。
こちらも迷宮には詳しく、「そこまで広くないが、かなり深い」「何人もの探索者がやられている」と言った感想を述べている。
第九話でユウキを挑発してきた探索者でもある。
こちらはかなり太っていて、あまりモテない。
カッパ・ライ
第五話のひったくり犯。探索者だが、金が尽きてしまったため苦し紛れに罪を犯した。
ユウキにもらった硬石を売り、それを元手に装備を整え、迷宮の探索を再開した。
後に洞穴の迷宮の初踏破者となる。
勇者
ユウキを助けた本物の勇者。ユウキの思い出では勇者だが、本当の人柄は不明。
迷宮の怪物
・0015『双槍蜂』 高速で飛び回り、毒針を使って集団で襲ってくる。
・0037『六尾の狐』 成長につれて尻尾の先が分かれて増えていく。暖かな毛皮を持つ。
・0085『三ツ首駝鳥』 頭が三つあり、喜・怒・哀を表わしている。美しい尾羽を持つ。
・0095『岩大蛇』 体が大きくなると体組織が変化して硬石を生み出す。
・0128『破壊の牛又』 二又に割れた尾で自分の体を叩き、鋭い角で突進してくる。
・0129『優勝鯉』 昔はとても強かった時期があり、リーグ三連覇もしたことがある魚。鱗は真っ赤に輝く。
