処刑のデモ。
注意です。
今回ちょっとグロい表現あるかもです。
桜 side…
「呪われた人狼ゲーム」……?
私たちが参加する人狼ゲームは、普通の人狼ゲームじゃないの……?
私は気になって、周りの反応を確認した。
…やっぱり、皆怖がっていたり、驚いていたり、多種多様な反応をしていた。
空「人狼ゲームで最も重要なもの!それは処刑!!」
空「今から入ってくるある人に色々と処刑を行いたいと思います!」
ガチャ。
入って来たのは、紫陽花さんよりも濃い紫色の髪の人。目元には泣いた跡が残っていて、体中に大量の傷が付いている。
空「えーこの人は、私の実の兄であり、私の純潔を奪った人、都忘でーす!」
は?実の兄なのこの人?だとしたら酷い人だなぁ。
桜「やばい人…(ボソッ)」
向「最低…(ボソッ)」
都「空木ぃ!やめてくれよ!俺はお前のお兄ちゃんなんだぞ!?」
空「……れ。」
空「さーさっさと処刑始めるよ〜」
都「空木ぃぃぃぃ!!!」
空「黙れっ!!」
シーン………
空「ちょっと待っててね?今からそっち行くから。」
ブツッ
蕗「大丈夫……で…すか……?」
都「……っ空木……」
あーこりゃダメだ。
ガチャ
入って来たのは、虎杖さんのように髪の色が白い人。身長は私と同じぐらいかな。
都「!空木っ!!」
空「気安く私の名前呼ばないでくれる?マジキモいんだけど。」
彼女は手を挙げ、
パチン
と、音を鳴らした。すると空いていた空間に様々な拷問用具が置いてあった。
空「…都忘。あそこに行きなさい。」
都「空木!目を覚ましてくれよ!!」
空「行きなさい。」
都「!はい。分かりました。」
わぁいきなり従ったね。なんか命令口調だったけど、そう言わないと聞いてくれないのかなぁ……?
都忘さんが向かった所は、なんかやばそうな椅子。
李「あれって……」
黒「なんか見たことある気が……?」
そんな声が聞こえた気がする。そのやばそうな椅子に、都忘さんはストンっと座った。
空「……♪じゃあ、処刑デモスタートッ!」
空木さんがそう言うと、椅子がバチバチ言い出した。
都「ぐあぁぁぁぁあああぁぁぁぁっ!!!!!!!」
空「さぁ!!もっと苦しみなさい!!!」
バチバチ音が、より一層強くなった。
都「ぎぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁっっ!!!!!!!!」
虎「……っ…ぁ…………」
蕗「…うっ………」
口の中が、一気にカラカラになった。
しばらくして、都忘さんは黒こげになり、動かなくなった。
空「さぁて!まだ続くよ〜!」
桜「あ…れ……!?」
都忘さんが、元に戻っているのだ。
きっと、幻覚ではない。皆も驚いている。
空「次は〜…あれね!」
指さしたのは、とても有名なギロチンだった。
そこに抵抗も無く、首を差し出した、都忘さん。
その瞳は、光を持たない、生気をも持たない瞳だった。
ーーもう、彼に感情は無いのだろうか。
空「じゃあ、いっくよ〜?」
………
空「ていっ!」
太いロープを、大きな鋏で切った。
それと同時に、大きな刃が落下して来た。
ーーーーー都忘さんの頭が、首が、切り落とされ、断面から、赤い血が噴き出してきた。
竜「うわああぁぁぁぁあぁぁ!!!」
花「きゃあぁぁぁあぁぁあぁ!!!」
蕗「う"っ………」
竜胆さんと、花車さんは絶叫し、蕗くんはうずくまり、吐いた。
私は、ただ眺めているだけだった。
今回、初めて処刑シーン&空木ちゃんの見た目を発表しました。
グロい表現をほとんどした事がなかったので少しおかしいかもしれませんが、その時は教えていただけると助かります。
一応、しばらく処刑シーンが続きます。