最終宣告
桜 side…
空「じゃあ、私はそろそろ消えないと…」
…え?
桜「消えるって…何で……?」
?「言葉のまんまだよ。さっちゃん。」
その声は…まさか!
桜「みーくん…?」
都「あぁ、久しぶりだな。」
桜「…なんか、変わった?」
空「何度も死を経験させたし、何より死んだことで性格が大分変わったの。」
都「ははは…今思うとなにやってんだかって思うよ。」
桜「…んで、何で消えないといけないの?」
空「…勝者が決まれば、前GMは全ての権利を勝者に譲らないといけない。」
都「そして、前GMは権利の譲渡が終わり次第、消えなければならない。」
「そう決められているんだ。」
桜「う…嘘だ……」
空「嘘じゃないよ。このゲーム…まぁ、GMの望みによってゲーム内容は変わっていくけれど…」
「何年も続いている、もしかしたら、何十年も続いているかもしれないのに、それまでのGMはいないでしょ?」
桜「……っ」
でも…やっと会えたのに、すぐにお別れなんて……
…待って?あの時生き残ったのは私とうーちゃんだけ…
じゃあ…何でみーくんは今ここで生きているの……?
空「……前GM、瑞稀 空木が今、ここに勝者となった不知火 桜に全ての権利を譲渡する!」
桜「!?」
そんな…いきなりなの!?
そう告げた直後、うーちゃんとみーくんの体が消え始める。
都「こんな早かったんだなw」
空「確かにwちょっとびっくりしちゃった!」
桜「二人とも…!」
空「…バイバイ!さっちゃん!」
桜「私は消えることを認めない!」
そういうと、二人の体は元に戻った。
空「…え?」
都「何で消えてないんだ?」
桜「私が言ったから。」
「GMはこの空間を支配しているって考えて、もしかしたらいけるかもって」
「試しに言ってみたらいけたんだ!」
都「すごいな…さっちゃんは。」
空「確かにね…」
桜「…考えたこと、ちょっと言ってみてもいい?」
空「なに?」
そして、私は考えたことを伝える。
都「確かに、それならできるかもな!」
空「でもこれは重要な賭けになると思うよ?」
「できないかもしれない。もしかしたら、私と兄さんが死んじゃう可能性だってあるんだよ…?」
桜「…それでも、やってみる価値はある!」
空「そっか。」
都「頑張れよ!さっちゃん!」
桜「…私は今、ここに最後の宣告をする!」
そう、この言葉で、この世界は終わりを迎えられるはず。
この三人の誰も犠牲にならなくて、この空間を終わらせるこの言葉は…
桜「私たちを無事に元の世界へ戻し、この世界を封印するっ!!!」
私は、力強く告げた。
これが、この世界、この空間に向ける最終宣告だ。
周りが、強烈な光に包まれる。
そこから、私の意識は光とともに薄れていった。




