出会い。
桃色 side…
え?ちょちょなんでこんな人いるの待って待って頭の理解が追いつかないよ
?「おい、そこのアンタ」
桜「ひゃいっ!」
私を呼んだのは、赤色の髪の人だ。見た感じ男の人みたい……
?「アンタも、ここに連れてこられたのか?」
桜「は…はい……そうです…」
?「李ー?女の子ビビらせちゃダメだよー」
なるほど…この人李っていうのね…
李さんに注意したのは、オレンジ色の髪の人。めっちゃおしゃれじゃん…
李「別にビビらせてねぇし。コイツが勝手にビビってんだよ。分かったら静かにしてろ花車。」
花「えぇー?李がビビらせてる気がするなぁ…w」
花車…?ずいぶんと不思議な名前だなぁ……
すると、花車さんはニッコリしながら私の方に来る。
花「ねね、貴女の名前教えてくんない?」
桜「私の名前ですか?私は桜と言います。よろしくお願いします、花車さん」
花「wwww敬語じゃなくて良いんだよ!普通に友達に話しかけるみたいに!」
友達、か。そんな人はもう、どこかに行ってしまった。
?「…なぁ花車、お前この子の地雷踏んだんじゃね?」
花「うえぇ!?まじぃ紫陽花!?」
紫「なんで俺に聞くんだよ…」
また、違う人の声。顔を上げてみると、花車さんの近くに紫色の髪の人がいる。
さっきの話から、この人は紫陽花という名前なんだろう。
…ってか大丈夫って事言わなきゃ!
桜「……大丈夫ですよ?」
花「桜ちゃぁん…ごめぇん……(´;Д;`)」
桜「なんで花車さんが泣いてるんですか!?」
花「だってぇ……(;ω;)」
?「花車さんに涙は似合いませんよ?はやくハンカチで拭いてください。」
そう言ったのは、黒色の髪の女の人。どことなく暗い雰囲気が出ている。
花「…黒百合ちゃん……」
黒「ほら、早く拭いてくださいな。」
黒百合…なんかカッコいい……
ザザッ…
また、あのノイズ音。
?「えーっと…話してるとこ悪いけど、皆真ん中のおっきいテーブルに座ってください!」
桜「貴方は誰なんですか!」
花「桜ちゃん!?」
?「まぁまぁwあとでしっかりと伝えるからひとまず席に座ってくれないかな?」
?「じゃないと………どうなるか分からないよ?」
その声を聞いた私たちは、体を接着剤で固められたように動けなかった。
なんだろう……怖い……………
紫「…座ろう?」
紫陽花の、一言。
李「言ってることに、今は従おう……」
李の声と同時に、体が動かせるようになった。
少し、李の手が震えていた気がする。
気のせい…かな。
その後、私たちは言われるがままに席に座った。
三つ目ですね。
今回文字数が多くて大変でした。
ちなみに皆さん、「花車」が何か分かりますか?ぜひ、調べてみてください。