思い出す日。
桜 side…
蕗くんが消えていった後、私は空木さんと向き合っていた。
空「…ね、ちょっとついて来てくれないかな?」
桜「なに?」
空「いいから、ね?」
桜「…分かった。」
空「ありがと。」
そういうと、空木さんは腕を上げ、
パチン。
と、指を鳴らす。
すると、今までいた部屋から一気に変わる。
桜(スケボーを練習するような大きな広場…でも壁にはでっかい落書きが…)
空「こっち。」
桜「あっ、うん!」
そして、広場を回っていく。
ところどころに血が飛び散っている。
桜(おかしいなぁ…何で見覚えがあるんだろう……?)
空「……」
「ようこそ。惨劇の広場へ。」
そう言って、空木さんはステージ前で笑う。
使われた形跡があるギロチンが広場のステージ上にあった。
頭が痛い。
脳に直接何かが流し込まれている感じがする。
桜「い…っ……」
そして、私は思い出した。
過去の楽しかった記憶を。
あの日の絶望を。
あの日の惨劇を。
あの時の悲劇を。
あの場のーーを。
全て、思い出した。
私と空木さんは仲良しだったことも。
桜「うー…ちゃん……?」
空「…さっちゃん。」
空「元気でいてくれて、良かったぁっ……!」
そして、空木さん…うーちゃんは泣き崩れる。
桜「うーちゃん!?大丈夫!?」
空「ごめ……っんね………ここにつれて…きちゃって………っ」
「ずっと……記憶を隠し…てっ………!」
「私……ずっと後悔し…てて……」
桜「とりあえず泣き止んで!?なんか私が悪いことした感じするから!!」
空「う……私、さっちゃんを送り出してから、ずっと後悔してたんだ…」
「本当に送り出してもいいのかなって。」
「向こうで独りぼっちにならないかなって、悲しまないかなって、ずっと思ってたんだ。」
「……その予感は、的中しちゃったんだけどね。」
桜「…確かに、私は独りぼっちになったし、悲しんだりもしたよ。」
「でも、その度にこのブレスレットに助けてもらったから!」
そう言って、私は腕を上げ、白と桃色の玉が交互につけられているブレスレットを見せる。
空「!」
桜「ありがとね!うーちゃん!」
空「どういたしまして!」




