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最悪の人狼ゲーム  作者: 椎名 真琴
人狼ゲーム開始
23/33

人狼の思い

人狼 side…


 「はぁっ…!はぁっ…!」


また、殺した。

彼はいい人だったのに…


 「もう…いやだ…」


こんな悪夢、終わらせて…!

…もしかしたら……


 「…ねぇ、空木さん。」

空「はーい?なんですかー?」

 「自分が犠牲になってもいいから、お願いきいてくれないかな。」

空「えぇー…ちなみにどんなお願い?」

 「…殺したくない人以外を殺すこと。」

空「ちなみに誰?」


それは、初めて見た時から決めている。


 「桜と、蕗くん。」

空「…」

 「こんな願いを聞き入れてくれるなんて思っていないよ。でも…もし叶うのならって思っただけ。」

空「……いいよ。その願い、聞き入れてあげる。」

 「!」


聞き入れてくれるんだ…!

でも、きっと条件があるんだろう……


空「ただし、次の日の会議一発目で必ずカミングアウトすること。いいね?」

 「わかった。」

 「…ありがとう。空木さん。」

空「いいってことよ。」


そして自分は、ローブのフードをとる。


一番自分が誇っている金色の短い髪の毛があらわになる。

片手にはいつの間にか握っている斧がある。


 「じゃあ、殺してきます。」



空木 side…

 「じゃあ、殺してきます。」


そう人狼は言い放った。私は、本当にこれで良かったのだろうか…?


空「…兄さん。」

都「…どうしたんだ?」


この兄さんは、私が()()()()()()()の姿だ。

あの時、処刑する時にいたのは昔の…本当の姿だ。

今は昔よりも良い人になっている。


空「私の判断は…正しかったのかな………?」

都「そうだな…」


兄さんは少し悩んで、


都「…正しいか正しくないかは、これから先分かるんじゃないか?」

空「…!…あははっ!そうだね!兄さんっ!」

 「私の判断は正しかったのか、明日分かるよね!」

都「元気出たね!じゃあ…明日」










「「様子を見ていこうか。」」

誰が人狼か、察しがつきましたでしょうか?

さぁ、物語は終盤へ…

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