三日目 夕方
桜 side…
〜議論を中断して下さい。繰り返します。議論を中断して下さい。〜
蕗「今日は…スキップ…です…か……?」
向「そうだねぇ〜」
〜これから、処刑投票に入りますり必ず、一回は投票を行なって下さい。〜
桜「さぁ、入れよう…」
私は、スキップに入れた。
その時、
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
桜「なっ!何!?」
空「あーあ…押したんだね。無条件処刑ね。」
李 side…
〜これから、処刑投票に入りますり必ず、一回は投票を行なって下さい。〜
俺はスクリーンの端っこにある何かのマーク……ハートのマークを押した。
〈警告。これより先、真実を知る。汝、それでも手を出すか?〉
はい いいえ
ただの、好奇心だった。そう、好奇心だったのに。
俺は、「はい」を押した。すると、ハートのマークがパキンと音を立てて割れた。
〈……真実を覗こうとする者よ。お前は私の逆鱗に触れた。〉
…え?この声は…
〈お前を罰する刑は、八つ裂きの刑だ。〉
な…んだよ……その……冷え切った声はよ……!
李羽……っ!
空「李?言ったでしょ?『気にしないで』って。」
空「気にしなかったら、まだ生きれたのにね…」
李「……んで…」
空「ん?」
その態度に、俺は怒鳴ってしまった。
李「なんで李羽の声がするんだよ!!李羽はあの時死んだはずじゃ…!」
空「李羽…懐かしい……」
…は?懐かしいって……アイツは…空木は何者なんだ…?
空「えーっと…刑は八つ裂き…っと。」
蕗「え…八つ…裂き……うっ…」
パチンっと、指を鳴らす音がした時、俺はとある部屋の中にいた。
部屋の中には、あの時、都忘さんを殺したアイツだった。
李「ぁ…!やだ……やだやだ…!!死にたく無い…っ!!!」
ガラス越しに見える、皆の姿。
皆、怯えている。
空「あ、遺言とか無いからね?」
竜「え」
空「処刑スタートッッ!!」
すると、アイツは動き出す。
アイツは異常な速さで俺を捕まえ、組み伏せる。
そして仰向けにして、鎌を上にあげる。
李「ぅあ…」
アイツは、ニタリと笑う。
そして、俺の腹に向け、鎌を振り下ろす。
その時の俺は…
ニコリと、笑った。
そして、腹に異常な痛みを感じ、視界が赤く染まる。
「ゔあぁぁぁぁあぁぁ!!!」
この声は、誰の声なんだろうか。
でも、もういいや。
赤く染まった視界の中で、俺は意識を暗闇に飛ばした。
桜 side…
私は、李さんが八つ裂きにされている時、考え事をした。
李羽という、人を。
私は、李羽さんを知ってる…? いや、そんなわけがない。
分からない。もうあたまがおかしくなる。
そして、私は処刑がいつ終わったのか分からず、いつの間にか部屋に戻っていた。
わぁ。作っててもやっぱりヤバいと思います。
ホラーゲームに慣れないと…!あと表現とか練習しなきゃ…!