三日目 朝
桜 side…
〜朝になりました。皆さん起きて集まってください。繰り返します…〜
桜「んんーっ!良く寝れたぁ!」
桜「さてと、行きますか…」
そして、私はいつもの場所に行った。
向かうと、黒百合さん以外は集まっていた。
桜「あれ?黒百合さんは?」
李「そういや、今日はまだ見てねえな…」
蕗「…!まさか!」
すると、蕗くんは走り出す。
向「待ってよ〜!」
蕗「わあぁぁぁぁぁあっ!!!!」
虎「ひっ!」
桜「どうした…の…?」
竜「見ちゃだめっ!!」
その声、すでに遅し。
部屋の真ん中で、頭がグシャグシャに潰され、身体中傷付けられている黒百合さんの死体があった。
また、思い出す。 同じ光景を。
桜「あ……あぁ……」
私は、その場に崩れ落ちた。
蕗「見ちゃ…ダメ……です……」
蕗くんが近づき、私の視界を手で塞ぐ。
ただ、暗い視界の中、同じ光景と死体がフラッシュバックする。
桜「いやあぁぁぁぁあぁぁあぁぁっっ!!!!」
李「蕗。変われ。」
蕗「はい…」
ギュッ。
李さんが、私を抱きしめる。
桜「やだあぁぁぁぁあぁぁぁ!!恭弥ぁ!!灯ぃ!!真音先輩ぃ…!!」
桜「私から離れないでよぉ…」
それから、私は李さんの腕の中で泣きじゃくった。
まるで、子供のように。
〜〜〜
桜「すいません…李さん…」
李「気にするな。あの様子を見てああなるのは普通だ。」
桜「そう……ですよね。」
それにしても、恭弥って誰だろ…?灯や真音先輩?も……
なんでこんな事言ってるんだろ。
向「桜ちゃ〜ん?」
桜「はい?」
向「ぎゅーっ!」
桜「…え?」
向「叫んでたし、なんだか辛そうだったからぎゅーってしたら、薄れるでしょ〜?」
確かに、少し不安や辛さが薄れた気がする。
桜「向日葵さん!ありがとうございます!!」
向「えへへ〜何にもしてないよ〜?」
桜「いえ!私の辛さを薄くしてくれたお礼です!」
一瞬、向日葵さんから が見えた気がする。
気のせい、かな。
桜「じゃあ、昨日の占い結果を言いますね?」
竜「どうぞー」
桜「私は昨日、紫陽花さんを占いました。」
紫「お、俺か。」
蕗「結果…は……?」
桜「村人でした。安心してくださいね。」
紫「ふぅ…自分の役職を分かってても緊張するもんだなw」
そう言って誤魔化しているけど、手が少し震えている。
虎「これで確定しているのは桜さん、紫陽花さん、そして俺だな。」
桜「まだ占っていない、もしくはCOしていないのは李さん、竜胆さん、向日葵さん、蕗くんですね。」
怪しいと思っているのは…竜胆さん、そして思いたくないけれど、向日葵さんの二人を怪しいと思っている。
桜「今日は誰を占えば良いですか?」
竜「僕を占ってよ。」
なんと、自分から進んで言ってきた。
桜「いいの?」
竜「僕の潔白を証明するためには自ら申告するのも良いんだよ〜!」
桜「そんなものなのかなぁ…」
まぁ、いいや。今日は竜胆さんを占おう。