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最悪の人狼ゲーム  作者: 椎名 真琴
人狼ゲーム開始
17/33

三日目 朝

桜 side…


〜朝になりました。皆さん起きて集まってください。繰り返します…〜


桜「んんーっ!良く寝れたぁ!」

桜「さてと、行きますか…」



そして、私はいつもの場所に行った。




向かうと、黒百合さん以外は集まっていた。



桜「あれ?黒百合さんは?」

李「そういや、今日はまだ見てねえな…」

蕗「…!まさか!」



すると、蕗くんは走り出す。



向「待ってよ〜!」

蕗「わあぁぁぁぁぁあっ!!!!」

虎「ひっ!」

桜「どうした…の…?」

竜「見ちゃだめっ!!」


その声、すでに遅し。


部屋の真ん中で、頭がグシャグシャに潰され、身体中傷付けられている黒百合さんの死体があった。




また、思い出す。   同じ光景を。


桜「あ……あぁ……」


私は、その場に崩れ落ちた。


蕗「見ちゃ…ダメ……です……」


蕗くんが近づき、私の視界を手で塞ぐ。

ただ、暗い視界の中、同じ光景と死体がフラッシュバックする。


桜「いやあぁぁぁぁあぁぁあぁぁっっ!!!!」

李「蕗。変われ。」

蕗「はい…」



ギュッ。

李さんが、私を抱きしめる。



桜「やだあぁぁぁぁあぁぁぁ!!恭弥(きょうや)ぁ!!(あかり)ぃ!!真音(まおと)先輩ぃ…!!」

桜「私から()()()()()()ぉ…」



それから、私は李さんの腕の中で泣きじゃくった。



まるで、子供のように。




〜〜〜



桜「すいません…李さん…」

李「気にするな。あの様子を見てああなるのは普通だ。」

桜「そう……ですよね。」



それにしても、恭弥って誰だろ…?灯や真音先輩?も……




なんでこんな事言ってるんだろ。


向「桜ちゃ〜ん?」

桜「はい?」

向「ぎゅーっ!」

桜「…え?」

向「叫んでたし、なんだか辛そうだったからぎゅーってしたら、薄れるでしょ〜?」



確かに、少し不安や辛さが薄れた気がする。



桜「向日葵さん!ありがとうございます!!」

向「えへへ〜何にもしてないよ〜?」

桜「いえ!私の辛さを薄くしてくれたお礼です!」



一瞬、向日葵さんから  が見えた気がする。


気のせい、かな。



桜「じゃあ、昨日の占い結果を言いますね?」

竜「どうぞー」

桜「私は昨日、紫陽花さんを占いました。」

紫「お、俺か。」

蕗「結果…は……?」

桜「村人でした。安心してくださいね。」

紫「ふぅ…自分の役職を分かってても緊張するもんだなw」


そう言って誤魔化しているけど、手が少し震えている。


虎「これで確定しているのは桜さん、紫陽花さん、そして俺だな。」

桜「まだ占っていない、もしくはCOしていないのは李さん、竜胆さん、向日葵さん、蕗くんですね。」


怪しいと思っているのは…竜胆さん、そして思いたくないけれど、向日葵さんの二人を怪しいと思っている。


桜「今日は誰を占えば良いですか?」

竜「僕を占ってよ。」


なんと、自分から進んで言ってきた。


桜「いいの?」

竜「僕の潔白を証明するためには自ら申告するのも良いんだよ〜!」

桜「そんなものなのかなぁ…」


まぁ、いいや。今日は竜胆さんを占おう。

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