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最悪の人狼ゲーム  作者: 椎名 真琴
人狼ゲーム開始
15/33

二日目 夕方

桜 side…


〜議論を中断して下さい。繰り返します。議論を中断して下さい。〜


花「……」


〜これから、処刑投票に入ります。必ず、一回は投票を行なって下さい。〜


竜「入れよっか…」

向「そうだね…」



パッ

私の目の前に、半透明なスクリーンが出てきた。

ただ、端っこに何かのマークが増えていた。



空「あ!マークは気にしちゃダメだよー」

空「ただこっちのミスw」


逆に気にするんだけど…


そんな事を思いながら、私は花車さんのところを押す。


〈確認。処刑対象は 花車 でよろしいでしょうか?〉


    YES        NO



私は、少し戸惑いながらYESを押す。




〜全員の投票が完了しました。結果を発表します。〜



〜結果…花車に全表入りました。本日の処刑対象は花車です。〜



空「いやぁー!今日死ぬのは花車だって!」

空「せっかく仲良くなったのに、今日でお別れって残酷!あははっ!」



子供のように、無邪気に笑う空木さんが、怖い。

ただ、何か既視感を感じるのは私だけ……?



空「ではではー!花車の処刑方法は〜?」



デケデケデケデケ… デン!



空「ギロチンになりましたー!」


パチン。


その指を鳴らす音と同時に、目の前にいた花車さんがギロチンの穴に首を入れられる。



ふと、上を見ると、鋭そうな大きい刃が見えていた。


花「あ…わ…たし……もう……」


花車さんの顔は、絶望に満ちていた。




なぜか、口角が上がる。上がってはいけないのに、上がるのはナンデナノ?




空「さぁて…遺言をどうぞ?」

花「…私は、人狼になったけど、正直、誰も殺したくなかった。」

花「ああ言ったのは、私が壊れないようにしただけ。」

花「だから、虎杖さん。ごめんなさい。死んでなかったから良い訳じゃないけど、私はそれでも殺そうとした。」







花「さようなら。皆。先に逝くけど、頑張って生きてね…!」




最期に、花車さんは今まで見たことのないけど笑顔を見せた。




空「じゃあ、処刑するよー」



そして、刃を支えるロープが切られる。

重力に沿うように、刃が物凄いスピードで落ちる。




花車さんが死ぬ直前、目があった。


その顔は…





恐怖と絶望に満ちた顔だった。



ドシュッ。



頭が、転がり落ちる。


私に向かって飛んでくる。


何故か見慣れた光景に、




私は、





意識を






彼方へ飛ばした。

夜がやってくるよ…!

さぁ、一人死にました。もう一人の人狼は、一体誰なんでしょう?

皆さんも、考えてみてくださいね?

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