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Deep blue   作者: 星成流星
9/18

三日目 終了

それは人のカタチをしていた。

肥大化した左腕はいくつもの金属片が刺さっている、右腕は水中銃に触手が絡み付いたような見た目をしていた。

その身体にもまた無数の金属片が刺さっており、見に着けている防弾ベストからいくつも飛び出していた。

その顔は右目が特徴的だった、人の目には見えない程に黄色く濁っていたのだ。

「逃げるぞ」

ベックが二人に言う。

ジョニーとアルバートはそれを聞き、少しずつ後退りする。

そして三人は操舵室に向かって走り出した。


三人は怪物から逃げ、操舵室に駆け込み、操舵室の金属扉を閉じた。

「どうしたんですか?」

アリスが問いかける。

「説明は後だ、全員じっとしてろ」

ベック達三人からただならぬ様子を感じ、全員動きを止める。

暫くして、部屋の外から何かを引きずる音が聞こえて来る。

外に何かが居るという恐怖から、いっそう緊張が高まる。

音が遠ざかっても緊張がとける事はなく、なるべく音を立てないように行動する。

「何があったんですか?」

アリスが問いかける。

「ナギサが死んだ、目の前で喰われた」

ベックが答える。

「そうですか」

アリスは少しつらそうにそう言った。

それから、余計な会話をしないようにしながら、操舵室内に立て籠りつつ、何とか脱出の手段を探る事になり。

食料等生活必需品を護衛組が調達して、三日目は終了した。

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