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Deep blue   作者: 星成流星
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三日目 中二

全員で操舵室へ向かう為に、アリスは食堂内にいる全員に声を掛けようとして気付く。

「ナギサは?」

ナギサがいないのだ。

「船内に俺たち以外の何かが居るかも知れないってのにどこ行ったんだ」エライアスがそう言う。

「まずは救助を呼ぼう、探すのは後だ」ベックがそう言い、エライアスに「銃は使えるか?」と聞く。

「使える、任せてくれ」

「わかった」

ベックはエライアスの返答を聞き、アサルトライフルを渡す。

「行こう」

自身は道中で調達した水中銃を構えて先頭に立つ。

ベックを先頭に、一行は操舵室に向かった。


操舵室の扉を開くと、驚いた事にナギサがいた。

「ナギサ!」

ナギサを右手に手斧を握りしめて、椅子に座り込んでいた。

「嘘!」

通信機器に向かったアリスが叫ぶ。

それを聞いて全員が通信機器の方を向くと、通信機器は取り返しがつかない程破壊されていた。

「通信機器が!」

ミカエラの悲痛な叫びが響き渡る。

「お前がやったのか!」

チャップマンがナギサに詰め寄る。

「ハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

ナギサは、狂ったように笑いだす。

「何が可笑しい?」

ベックが問う。

「もうおしまいだよ、おしまいなんだ、おしまいで、おしまいで、オシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイデオシマイナンダ」

全員が、ナギサから距離を取る。

「シヌシカナイヨ、ミンナシヌンダ、ゴミミタイニ、ナカミヲマキチラシテ、ヒヒャッ、ヒャハッ、イヒッ」

ナギサは突然走り出した、突然の事で反応出来ず、ナギサは室外に出ていってしまった。

「待て!」

ジョニーが追いかける、ベックとアルバートも後を追う。

三人はナギサの姿を捉えた、ナギサは廊下の真ん中で立ちすくんでいた。

「ハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。死にたくないよ」

ナギサがそう言った瞬間、彼の上半身を肉の塊が包み込み、ナギサの上半身を''捕食''した。



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