黄の王国
※全ての王国に共通して、王族の本名を呼ぶ事が赦されるのは両親のみ。希に本人が許可した場合、その名を捧げられる者がいる。その理由は、王族は皆魔法を使い、それ故に本名が束縛の呪法の一種となる為。
黄の王国(ジェムリアの大陸南西の脇にある孤島に位置する土使いの王国。)
アスティー・ピルゲーナ(愛称・アス)
黄の王国アイル騎士団長。王国一の剣の使い手で、貴族の次期当主。性別・男。年齢・25歳。身長177cm。
明るい銀色の、緩やかな巻き毛の短髪。深みのある黄金色の双眸。正当派二枚目といっていい美青年。
自信家で好戦的でひたすら前向き。猪突猛進を絵に描いたような性格だが、他人への配慮は忘れない。
アイル騎士団(別名・跳躍する銀狼)の頂点に君臨する帝王。部下の信頼は厚く、貴族連中とは犬猿の仲。
何人も王家の姫を受け入れてきた貴族の血を引く為、多少は土魔法が使える。嫌っているので使わないが。
備考→ガレルドの親友だが、時折言い様に玩具にされている時もある。心のライバルは(何故か)見ず知らずのオージェ。
ガレルド・マレバリア(愛称・ガレー)
黄の王国リーダス騎士団長。王国一高潔と名高い騎士。名門貴族の養子。性別・男。年齢・27歳。身長183cm。
腰まである長い漆黒の癖のない長髪。柔らかな光を称える藍色の双眸。目鼻立ちのはっきりとした、優しげな美貌。
基本的に面倒見がよい真面目なお兄さん。主な役目はアスティーのブレーキ。その為自然と冷静さが備わっている。
リーダス騎士団(別名・俊足の黒豹)の頼れる気高い王様。上からも下からも信頼される、世渡り上手の典型。
名門貴族マレバリア家の養子に迎えられているが、元は孤児な為感性は庶民。けれど決して卑屈になる事はない。
備考→10代の頃にアスティーに出会って後、何故か不思議と彼と連んでいる。王国を代表する騎士団の団長で比翼。