青の王国
※全ての王国に共通して、王族の本名を呼ぶ事が赦されるのは両親のみ。希に本人が許可した場合、その名を捧げられる者がいる。その理由は、王族は皆魔法を使い、それ故に本名が束縛の呪法の一種となる為。
青の王国(ジェムリアの南西に位置する水使いの王国。)
マーキュリウス・サファイアル(愛称・サフォー)
青の王国のサファイアル王家の第2王子。現在第2王位継承者。性別・男。年齢・20歳。身長179cm。
ゆったりと背に流した淡い水色の髪に、澄み切った深みのある青の瞳を持つ。悪童めいた顔立ちをしている。
楽しいことが大好きで、何かにつけて他国を回り続ける放蕩王子。その割には民の受けがよいのが不思議。
大切なモノを傷つけられた時には激怒どころか都市ごと破壊するほどに怒るが、それもめったにはない。
政務絡みのことを全て兄に委ね、自分は悠々と様々な所でトラブルを起こして遊んでいる。水使い。
備考→サラマンドラとは長年の親友。唯一『マーク』と呼ぶ相手が彼だが、実はあんまり気に入っている呼び名ではない。
ロニー・ベル(愛称・ロニー)
青の王国第2王子マーキュリウスの侍女。幼少時からの側役。性別・女。年齢・25歳。身長162cm。
結わえもせずに背に流した茶髪。毛先が緩く弧を描いている。瞳の色は明るい黄色。質素な衣装の映える優しい面立ち。
何があっても割とすぐに立ち直る、高すぎる適応能力の持ち主。主の言葉を聞き流すのが大得意。
マーキュリウスの暴走にも割と平然と付き合いながら、時折苛烈にツッコミを入れる性格。基本的にのほほん。
遠縁に王家の血筋を持つ為、水を使うことはできないまでも、魔法の気配や精霊には敏感。お茶を入れる天才。
備考→同じ苦労を抱える者同士、サラマンドラとは良き理解者兼協力者でもある。