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【プロットタイプ】結局は矮小なのだ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

従えてた生き物が、自分よりずっと上位の生き物で、決して敵わぬいきものだったら、どうします?

その高尚な生き物が、自分の才に気付かずただ甘えて来たら。

――瑠衣は結構、鏡花の事好きだよね。

友人である諭羅は俺を揶揄う様にそう言った。その時俺は眉間に皺を寄せた。

――別に。お前が揶揄いたくなる存在じゃねぇ。

しかし諭羅は何も言わなかった。ただニヤニヤと笑っていただけだった。


俺から言わせれば、鏡花という生き物は人間と言うより獣に近い。三大欲求と自分の『好き』に従順で其から外れると体調を崩したり、やる気を失ったりする。其れが本能的なものであれ、理性的なものであれ、此方からしたら大した差は無い。彼奴は獣だ。

ただゾーンに入った鏡花との知恵比べにおいて、俺はただ後塵を拝するだけの存在になるのでそこだけは認めている。決して口には出さないが、其れをしたら此奴は益々図に乗るので、あえて黙る事で俺の駒を有利に進めている。

そんな獣に近い鏡花に今日も好き勝手に、良いように体を使われ、全てが終わった後に俺にしがみつく様に眠りに着いた。

触られるのは元より好きではない。何が良いのか分からない。意味を伴わないからこそ、自分にとっては無駄に思えてやる気が出ない。

けれどもそんな俺が何故此奴にだけは、深い接触を許容するのか。生身の触れ合いを許容するのか。其れは果たして愛と言えるのか。そんな事をふとかんがえてしまった。

……優越感に浸りたいからか。自分より高尚な生き物が、知恵の産物が、其れに気付かず、俺に従順に、拝すると思って縋り付くのが心地良いからか。この本来ならば制御不能な生き物を、仮初であっても従えているという充足感を味わいたいからか。

そう思うと、何だか俺も種の本能に逆らえぬ事を知らしめられた気がして、酷く失望した。結局俺も、見下して来た連中と大して変わりは無いのだと。そう実感した。

鏡花は変わらず俺の体にしがみつき、ただ安らかに眠っている。此方の矮小さや、自分の高尚さに気付かずただ眠っていた。

変わらず鏡花の柔い体が俺の貧相な体を包んでいる。延々と食い荒らされる砂糖菓子が、全て身になる様に、脂肪を蓄える様に、ただそれだけなんだろうな。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。

というか瑠衣的な口の悪さで今回は話します。


だから普通に不愉快思わせる態度だから( 'ω')



まぁ、この気高く、傲慢な瑠衣たんが何を言いたいかと言うと、瑠衣たん風に言うと


お前ら、美男美女好きだよな?

何も出来ない、秀でてない、ボンクラであっても、何故か優れた美しい生き物が、自分に好意を寄せ、肌を露出させ、溺愛し、好意を寄せるのが好きだよな?

そんなんは数多のテンプレから知っている。

俺もお前達と同じ存在だ。

見方や求めている表面は違うが、根底は同じだ。


という事です。


瑠衣にとって負けたくないのは、小説の質、其から思考です。

違う言葉でまとめましたが、小説の質も思考も、瑠衣にとっては同じもの。

良質な思考がないと、良いものは書けない。生き様を残せないと思っているから。


だから鏡花の存在自体が瑠衣の存在を脅かすものなんですよ。プライドをズッタズタにする生き物というか。


でも鏡花は其れに気づいてはいません。

瑠衣のことが大好きで、手が届かないと思っている、自分では一切敵わない存在だとさえ思っている。

だから繋がりを持つ為に、本能的な欲を満たす為に、その両方を得るために、平気で布団に忍び込みます。


敵わないと思っているから、せめて自分でも勝てる土俵に引きずり込んでいるんですよ。


瑠衣はそんな優れた生き物を、仮初であっても、偽りであっても従えていること、優越感を感じている事に失望したんです。


でも引き離す気はない。ぬるま湯に浸ることを選んだ。

この自分より高尚な生き物が、自分の才に気付かず、ただ従順に振る舞う道を選んでるんです。


失望しながらも辞められない。

そんな人の性の話し。

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