AKA
赤
アカ
AKA・・・
人生始まってすぐ目にする意識する、というか、関わらざるを得ない色のひとつ。好きかどうでもいいか嫌いか問わず。
そこに、使うべき/避けるべき時と場合を考えざるを得なくなるほど、際立つ鮮やかさ。
「有るだけで、存在感が強い」のだ。
明るい赤は、元気・活気・喜びを求めるときに使われやすい傾向がある。
例えば冬ならクリスマスの飾りや正月用品、年賀状の宛名面の印刷にも……。
「盛り上げたさ」「気を引きたさ」が目にするだけでよくわかる。そして、かつては子供や若者のファッションでも頻繁に見かけた。おそらくは周りにいた大人たちが着せたり、当人たちが自ら選んで着たりしたのだろう。
ここまでは、明るい赤のこと。
ここからは、暗い赤について。
暗い赤は落ち着きと厳かさに通じ、お堅めの式典に使われるか、闇や翳りを表そうとするときに使われることが多い。
迎賓館や古典楽の催場はもちろん、劇場、歴史のある洋館などの装飾でよく目にする。
主な印象は「重厚」「力の誇示」「偉そう」「慇懃」。こんなところか。
一口に赤と言っても、詳しく見ると様々な色味がある。