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何処か思い出らしく

作者: Soraきた

海沿いのカフェ

久しぶりに訪れたのは

5年くらいの思い出とともに

途切れないよう

記憶をたどりながら


波音おだやかに

水平線の先は

なぜか、いまの僕には

ぼんやりとしか見えなくて


裸足で波にたわむれている

砂を払いのけたとき

キミがよろけて

僕の肩にしがみついて

ゴメンね、と舌を出した


何も気づかないで

じつは気づいていたことは

たくさんあって

ただ、キミが遠慮したかのように

ほとんどを語らないでいたね


もっと話していいよ

何でも聞いてあげるから・・

好きとおんなじ意味で

僕が告げた


水平線は相変わらず

僕の前で

ぼんやりとしか見えない


水平線のずっと手前で告げた

好きとおんなじ意味の言葉は

あのころ、砂浜で聞いてたキミに

どんなふうに

聞こえたんだろう






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