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はなしがおそい

その日は結局、㌁の話を聞くだけで終わった。ただ、彼も真実を全て知っているわけではないような口振りだった。それが著しかったのは俺の彼女であるリコの安否について㌁が話した時であった。㌁は最初、リコは俺を拉致した2人の男と共に死んだと、事実のようにサラリと口にしたものの、少しすると首を傾げながら「ありゃぁ、どうだっけな...」などといって結局リコがどうなったかは彼も知らない様だった。

ここで気になるのは、当然先程㌁が死んだと言った3人(やはり希望的観測で2人にしておく)の死因である。㌁がわざわざ自ら口火を切って言うことなのだから、何かしらどこかしらに彼が関わっていないはずが無いと見当づけていた。が、その事を聞いても俺が期待していたような具体的な答えは何も無かった。何度も同じ質問をして、何度も同じ答えが還ってきた。「まだいえない」

この禅問答の間に、窓に黒い鳥影が何度も落ちてきていたのを、何故かよく覚えている。


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