表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/22

なんもかんがえてないです

日当たりが悪いこの家では、昼間であっても電気を欠かすことができない。白色のLEDに照らされる肌は玉野で焼かれる寸前の遺体さながらの白さを見せ、今の腐り果てた生活ひいてはそれを招いた自分の体たらくが否応なしに反射している。


いつからか、僕は時間が分からなくなった、

カレンダーは、少し前に落ちきって、ソファに横たわった僕の視界の隅で、枯葉のように、12枚いっしょになって床にへたっている。携帯は、事故の時失ったきり、どこにあるかわからない。でも太陽は、僕に一日の終わりと始まりを教えてくれているけれど、


僕はどうして生きているのでしょう?そういう疑問を、暇な時にはいつも 自分自身に投げかけては、満足な回答ができるはずもなく、もう1回目を瞑って、開く



生かされてい




こん

部屋じゅうにノックが響く。高校受験のとき、ドアを2回たたくとトイレに人がいるのを確認するおトイレノックを意味してしまうから必ず3回叩くようにしろと教わったような気がするけれど、そのたびに苛立ったのを覚えている。俺は肥溜めに入学したいわけじゃねえよと思っていたんだっけ。今考えると尖っている上に意味不明だけれど、こどもにはそれくらいのトゲとハングリー精神があってこそだと最もらしい言葉で過去の自分を正当化してみたり。コンマ数秒で上記の思考を終えてからドアの覗き穴に目を突っ込むと、そこには何もいなかった。この部屋の覗き穴は床から196センチ位の高さにあるので見ても何もいないというのはよくあることだった。仕方が無いのでドアをひらいて、閉めて、反対側の窓から飛び降りた




なんもかんがえてなかったです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ