トレジャーイベント〜何故か不本意な称号が手に入りました。〜
遂に、あのアイテムの活躍が...
と気が乗って書けました。
ロキさんの話ぶりだとまるで敵がいるみたいに言ってましたが、どうやら急に現れる訳ではないようですね。
最初の時みたいに選んだ扉の先次第では戦闘が...という所ですかね?
そして、この迷路、いや迷宮だから基本一本道ですね。本来迷路が分岐点ありで、迷宮にはそれがないものですからね。
でも正確には所々選択して進むものがあるから、やっぱり迷路?
けど名前はラビリンスだから...
「・・カー」
あれ?
そういえば、迷宮の方は神話がありましたよね?
迷路はあくまでクイズやパズルの類ですけど、迷宮には神話とか伝説があって...だからこういうゲームとかでも『迷宮』って呼称が使われるのですかね?
「・・ーカー」
あれ?
でもこういうのを『ダンジョン』とも言いますよね?
あれって本来は地下室とか地下牢とかのことなのに・・・由来とか解釈がよく分かりませんね。
単純に語感とか?
ううむ、難しいですね...
「ウォーカー!」
「ん、どうしたんですか、たまこちゃんさん」
「いや、歩きながら考え込んでるから..」
「ああ、これは失礼しました。ちょっとここの構造を考えて...途中で思考が逸れました」
「ダメじゃん!」
「確かに」
「ウォーカーが言うことじゃないでしょ」
「確かに」
これは手厳しい。
さて、さっきまでの感覚で考えると...
「あ、ありました。今度は三つ」
そう、扉が三つです。
「今度は、ガイドの人はいないんでしょうか?」
「そのようじゃの」
扉に近づいてみますが、誰も出ませんからね。
さて、何か説明とかは...あ。
「これ、覗き穴ですね」
「でも、扉の内側からしか見えないんじゃないかしら?」
「いや、このダンジョンの中に扉がある時点でどちらが内か外かはわからないんじゃないのか」
キャロライナさんとグラブさんの双方の意見は分かりますね。
ですから覗けるか試しましょう。
「よいしょ」
「ウォーカーさん、罠だったら危ないです「おお」
「ひっ、何ですか?」
「向こうが見えました」
これで扉の向こうが分かります。
「ちなみに、何が見えたんじゃ?」
「ええと、炎上してますね」
「うん?」
「中がパン窯みたいに燃えてますね」
「・・・絶対開けてはならんぞ」
「流石に開けませんよ」
まだ他の扉の中を見ていないのですから。
「何か理由が異なる気がするのじゃが」
「....気のせいですよ」
さて、今左端を覗きましたから今度は真ん中...
「あ、ライオンみたいな大きい猛獣」
「ええ!」
「開けちゃダメですよ!」
「開けませんって」
まだ、ですけど。
「なんか怪しい..」
「うん...」
あれ?
とりあえず、最後の右端は...
これは...
「何が見えたの、ウォーカーちゃん?」
「底が見えない深い穴ですね、床一面..あ、天井側に糸か何かがレールみたいに向こう側に..」
「どういうことだ?」
「どうしましたか、グラブさん?」
「いや、どう考えてもどれも通れないだろう..」
ん? そうですか?
“ブォン"
あ、ウィンドウ。
■■■■■■■■■■
ここは『機転の扉』
この先は全て同じ道に通じる扉。
けど、それぞれには難所がある。
一つは踏み締める場はなく、か細いを糸を頼りに抜ける道。恐れてしまえば奈落の底。
一つはこのままでは死を待つしかない飢えた猛獣の道。たちまち君は腹の中。
一つは絶えず燃え盛る炎の道。進めば紅蓮の炎に黒点を刻むだろう。
開けていいのは一度だけ。
君の機転次第で全てが正解、全てが外れ。
■■■■■■■■■■
・・・・・
「ということですね」
「「「「「すぐに開け(ないで)(るなよ)!」」」」」
ええ、そんな軽はずみなことしませんのに...
※『強運の持ち主』になるほどの『懲りない者』がここに一名。
皆さんとお話して整理しました。
①左端の『炎の道』
これはおそらく継続ダメージ式で、素早く渡らないとHPが0になるだろうとのこと(キャロライナさん談)。
けど、一定のダメージ量を与えるのか、割合形式なのかによってはリスクが大きいとも(ノレパンさん談)。
②真ん中の『猛獣の道』
モンスターとの即時戦闘。
けど、敵の戦闘能力も何も分からないし、単独で挑んで勝てるのかは不明(たまこちゃんさん談)。
③右端の『綱渡りの道』
細い糸を綱渡りの要領で進む道。けど、ぶら下がったらすぐ切れるのではとのこと(まるたちゃんさん談)。
なるほど、難しそうですね。
「ちょっと待ってくれ」
「えっと、グラブさんどうしたんですか?」
ふむ、僕は消防官じゃないですし、そもそも防火服も着てないですね。
現実なら時間経過で鎮火を待てばいいのですが...
「さっきの説明文だ。猛獣の方では『たちまち』と時間の猶予はなく、炎の方では『黒点を刻む』とすぐに焼かれることを指しているんだ」
「ということは...」
「そうだ、本当の正解は綱渡りの道だ」
空はまだ飛べないですし...
「でも、細い糸なんでしょ? すぐ切れちゃわないグラブちゃん?」
「キャロル、ここはゲーム、つまり仮想空間なんだぞ」
「あ、切れないかもしれないのね?」
「文面の『恐れてしまえば』はおそらく、身が竦んでしまったりして時間をかけてしまえば糸が切れるという時間制限式だ」
「ほほう、つまり手早く行けば問題ないということじゃな?」
死んじゃいそうなほどお腹が減ってるのですか...
お肉の類は今持ってませんし...
何か代わりになる物は....あ、これでいいかな?
「じゃあ、とにかく説明して...」
「ウォーカーさんを助けないとね、たまちゃん」
よし、決まりました。
「ウォーカー、右の綱渡りの扉“ガチャ"
お邪魔します。
「って、真ん中開けちゃダメーッ!」
「え?」
“グルオォォァァッ!"
「あ、これどうぞ」
開けた瞬間、僕に迫ってくるライオンみたいなモンスターにそれをあげました。
“パクンッ!"
“ゴクンッ!"
よかった。ちょうどお口を開けてくれたので食べてくれました。
・・・・・・
“グ、グルォ...."
あれ?
“バターン!"
「え、倒れちゃった」
「「「「「・・・・・」」」」」
ピクピクしていますね。それ以外に動く気配はなし。
「よし、今のうちに「「「「「ちょっと待て!」」」」」
「はい?」
何でしょうか?
「ウォーカー、何してんの?」
「え、お腹が空いているということですから食べ物をあげて満足してもらおうかと」
「何をあげたの?」
「ああ、あれは...」
たまこちゃんさんもご存知のやつだったのですが...
僕があげたのは以前、ボアカツを作ろうとして失敗した時に出来た『黒いなにか』です。
ライオンみたいでしたからお肉が好きなのかと思ってたのですが、お肉の類を持っていなかったので、お肉を素材に使ったこれなら食べるかなと...
「まさか、倒れてしまうほどだなんて..」
「何でそんな失敗作を持ってるのよウォーカーちゃん!」
「え、何となく記念に...」
「何の記念だ...」
あれ、キャロライナさんとグラブさん、頭痛いのかな?
おでこを抑えてますが...
“ガッ!?"
「あ、HPが0に」
「え」
◆◆◆◆◆◆◆
レベルが上がりました。
称号『甚振る者』を獲得しました。
◆◆◆◆◆◆◆
あ、レベルが上がった。
けど、この称号は...
■■■■■■■■■■
『甚振る者』
[概要]
様々な手段を用いて時間をかけて相手を傷つけることを好む残忍な者へ送る称号。
[効果]
継続ダメージ効果を増加。
■■■■■■■■■■
・・・・・・・
「ええ〜」
確かに、毒ガスとかを使って戦うことは多いけど、僕別にSじゃないんですけどね。
まあ、Mかと言えば違いますが...
そもそも、ライオンさんがお腹を空かせていたから食べ物をあげただけなのに...
「不本意です..」
「いやある意味正解」
「否定できません...」
「野暮ったい雰囲気で実はドS...破壊力が凄いわ」
「近づくなキャロル、危険だ」
「恐ろしいのう」
・・・・・
これもあれです...
『解せぬ』です。
『黒いなにか』
料理アイテムの製作にて失敗すると生まれる(一応)料理アイテム。
使用するとHP減少効果をもたらすも、そのタイミングには個体差がある。売ることも出来ない(当然)ので、生まれた際はさっさと捨てるのが基本。
武器のように投げられないので(今回のはあくまで放っただけ)、戦闘にも基本活かせない。
ちなみに、他の扉だったらウォーカーはどうするか?
【綱渡りの扉の場合】
棒の類(ピコピコハンマーの柄なら破損のリスクが少ないので有効)を糸にかけ、風の魔法を推奨力に突破。
【炎の扉の場合】
イグニッションスモッグのような爆発物を爆発させて炎を吹き飛ばす。
といった手段でどちらにしろ突破したかもしれない。




