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第1話 サブタイトルと関係ない使い方をしていくけど許してね♪

混沌こそ至高...!

さぁ、極めようか。

「ん...あれ?みんなは?っていうか授業終わってたんだ...」


いつも通り先生の授業を睡眠導入BGMにしてぐっすり眠っていた私は、この異常事態に直面していた。


「でも授業が終わった割には静かだな。時間もまだ10時過ぎだし、教室には誰もいない。取り敢えず一階の職員室に行こっかな」


この状態が異常だと察した私は掃除ロッカーから謎の細い鉄棒(90cm)を取り出して、簡単な加工を施すことにした。


持ち手にタオルを巻きつけて固定する事で鉄棒を穂先のない槍に進化させた。


そこに教師の机から果物ナイフとビニールテープを取り出します。


で、果物ナイフの持ち手部分を鉄棒の先にビニールテープを巻きつけてガッチリ固定します。

これで即席の鉄器槍の完成です。


準備が整ったので鞄から教科書を机の上に全廃棄して教室の救急箱や備え付けの缶詰と飲料水を入るだけ入れて背負います。


今日は運がいいことに大きめのバックパックを持ってきてました。


そんなに重くては動きにくいだろうと思ったであろうそこの皆さん、ご安心ください。


私は普通の女子中学生では無くて、成人男性の平均を凌駕する身体能力の持ち主なのでこのぐらいどうってことありません。


ティッシュを一箱入れたリュックと同じ感覚です。


これで異常がなかった場合、ただ受験疲れで発狂したっていうことで丸く収まります。逆にまずい状態であれば功を成したというだけです。


現在4階、3年D組前廊下。


やはり、人っ子一人いない。

教室の窓から校庭の様子を見た時も生徒や職員は見当たらなかったのでやっぱりこれは異常だと感じ取りました。

普段であればどこかしらの学年が体育をやっているか、用務員が花壇の整備をしているのに誰もいない。


「今日って早帰りだっけ?いや、だったら部活がやっているはず。完全下校だったら教師が起こしてくれるはずだし」


多分誰もいないはずなのですが隣の教室を確認してみます。

そこには衝撃の光景がありました。


閉じた教室の扉の窓から覗くと半裸の女子生徒が白目を剥いてフラフラ歩いていたのです。それも一人でなく10人程。


服装を確認すると体育が終わった後の着替え中に何かが起きたと見ていいでしょう。


床には他の女子生徒が血だらけで倒れています。


伝え忘れていましたが、フラフラ歩いている方も血だらけで口元から血と唾液が混じったものが垂れています。


これは一部のマニアしか喜ばない状況です。


幸い扉には鍵がかかっており、放出される心配は無さそうです。


さらに隣の教室を見ると着替え中の男子生徒だったものに着替え中だった女子生徒だったものが群がっています。


これがアウトブレイク的状況でなければ成人誌かよっていうツッコミもできました。しかし現在は、これが巷で有名な肉食女子...!?とふざけることしかできません。


ここも鍵がかかっているので男子諸君は安心して地獄のハーレムタイムを堪能してください。


堪能できるだけの余裕なんてないでしょうし、魂はすでに極楽浄土に旅立った後だと思いますけどね。


君達の犠牲は忘れるまで忘れないよ。


これ以上確認していても時間の無駄なので3階に降りてみましょう。


3階の廊下は4階と違って所々に血溜まりがあります。


この状況で美術室から出てきた美術教員ゾンビは地獄の様子を観察して楽しんでいるようです。血まみれ祭りとでも言いたいんですかね?そんなナンセンスなネタで誰が笑うというんですか早く逝ってください趣味悪いんですよ教育者として恥ずかしくないんですか?


美術教員ゾンビの頭を突き刺してすぐに引き抜くとそのままぶっ倒れてピクピクしながら血を頭からドクドク流して次第に動かなくなりました。お疲れ様でした。


さて、早速教員が生徒の未来のために殉職してくださったので他のゾンビ化した教員や生徒も邪魔であれば抹殺して行こうと思います。


とはいえ上履きで血だまりなんて踏んだら脂で滑ってしまいます。


なのでグリップ性能が段違いで高いと評判の我が校専用の運動靴に履き替えてから3階の掃除を行いたいと思います。


そのまま二階に来ましたがなんだこれは。


ゾンビがいない、そして生存者もなし。


そしてこの教員の死体の山はなんなんでしょうかね。


あっでもよく見たらこの死体どもの目が白目を剥いているのでゾンビですね。


つまり生存者が掃除したんでしょうか。


よく見たらゾンビの頭に矢が刺さった後みたいな痕跡が見受けられます。


ともなるともしかして技術担当の教員が生き残っている可能性があります。

技術担当の教員は所謂合法ロリで生徒からの人気が熱いとても可愛い存在です。


しかしその合法ロリは見た目に反して技術力がとても高く、その辺りの廃材を使って色々な武器を作り出します。


なぜ武器なのかというと本人が好きだからだそうです。


天使のような笑顔をしながら廃材で作った斬艦刀をブォンブォン振り回す姿はギャップ萌えを感じさせるには少し無理がある光景でしたがそれでもやっぱり彼女は生徒から人気です。


多分彼女は職員室にあった文房具や雑貨を使ってクロスボウでも製作したのでしょう。


どうせ彼女のことです、市販のクロスボウよりも威力性能の高い銃刀法超アウトなものを作り出したと思われます。


実際に傷を見ると頭蓋骨を貫通していることがわかります。


しかしゾンビに言えることなのですがどうやらゾンビは頭蓋骨が柔らかくなるようです。


肉体が強いから頭がサレに弱くなってバランス調整されたのか知りませんがとにかく神様ナイスです。


意外なことがわかったので1階に行きます。


すると合法ロリの悲鳴が聞こえました。


その方向を見ると結構な数のゾンビが群がっています。


目を凝らしてみると足や肩などしっかり喰われてます。


あーあ、人気だったことが裏目に出ちゃいましたね。


因果関係があるかは知りませんけどやっぱり目立たないのが一番なんですよ。


私ですか?


私は...授業中寝ているだけのくせに定期テストで1位を取るだけの黒髪ロングツインテールですが何か?


私は究極の勉強方法を習得したので問題ないんですよ。


睡眠学習法っていうんですけどね。


授業を聞いてその情報を瞬時に記憶処理していくだけの簡単な作業です。ちなみにこの簡単な作業を覚えるのに凡才な私は四年ほど掛かりました。


まぁそこからは聞くだけじゃなくて読んだ後にすぐ寝ることで記憶処理ができるようになったりだとか人を逸脱した暗記方法を習得してしまったんですけどそれはヒミツです♡


まぁそんなことはどうでもいいんですよ、重要な事じゃない。


合法ロリが身を呈して囮をしているうちに下駄箱に急ぎます。


上履きを脱いで下駄箱に突っ込んでささっと履き替えます。


おぉ、やっぱり運動靴はゴツくて頼り甲斐が段違いですね。


では早速あの群れを倒し...ません。


もっと経験を積んでからじゃないといくら相手がゾンビとはいえ1対多は無理があるというものです。


少なくとも自分の中では脳筋キャラではないと思っているので素直に学校から出ることにします。


先程靴を履き替えてから掃除するといいましたが合法ロリがダメになったので気が変わりました。


校舎を出ると空にヘリが飛んでます。


まるで私が校舎から出るのを伺っていたかのようなタイミングの良さで現れました。


そしてヘリコプターはそのまま近くの住宅街に墜落していきました。


一体あのヘリは何がしたかったんでしょうか?


墜落によって大きな音がなってしまったのでその住宅街の逆の方向の住宅街に行こうと思います。

裏門方向ですね。


裏門から出ると四車線の道路に車がスピンした感じのタイヤ痕を残して停車していたり、フロントガラスが割れて中で人が死んだりしています。


こんな時に限って皆さん事故起こすんですね、馬鹿なんでしょうか?


ゾンビは見当たりませんね。


まぁいないに越したことはありませんからね、このまま近くの経営難の私のバイト先に行きましょう。


経営難の割にいい設備が揃っていますからね。


ソーラーパネルに貯水タンクだったりとか非常用物資や防火扉だったりと、作った電気売れよと思ったことはありますが多分書類が面倒なことになるからやらないんでしょう。


あっ店長だ!

ってうわ、もう手遅れじゃん。


あんなに設備整ってんのになんで外にいるのさ。


いつもは寝てる時間帯じゃないの?なんでこんな時に限って起きて外にいるんだよ。


折角店長のサバイバル知識参考にしようと思ってたのに、予定が狂いそうじゃないか。


店長の頭を貫いて、近くのゾンビ4体を転ばします。


そして店長と同じように頭を貫きます。


やっぱり頭蓋骨が柔らかくなってますね。


多分赤ちゃんの骨よりも柔らかいですよこれ。


そのかわり攻撃力が強いんですけどね。


死んでるやつの重さの載った一撃とかシャレになってないんですよ。


車のボディが少し凹む並の威力がありますからね。


とはいえそのゾンビの腕はひしゃげてもう使い物にならなそうだったんですけど一回きりとはいえこれがワラワラ居るわけで、まさに地獄絵図じゃないですか。


周りにもうゾンビがいない事を確認してお店に入ります。


よかった。中には誰もいないようです。

防火扉とシャッターを閉めてレジにリュックを置いてパイプ椅子に座って一息つきます。


「ふぅー。ゾンビの対処って意外と気疲れするものなんだね。あー、槍の血がこびりつく前に綺麗にしておかないとダメか。えっと、布ってあったかなー」


一旦寝たいのは山々なんですけどこんな時間に寝たら起床時間が夜になってしまうので渋々武器のお手入れをすることになりました。


あー、寝たい。

約3900字で頭痛が発生している私は文字描きの適性があまり無いだろうな...。

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