マリーは姉御肌
久しぶりの投稿でーす。
お楽しみ頂けたら幸いです(*^^*)
依頼人から手紙が届くと私達の仕事が始まる。
「店長ー。依頼人から手紙が届いたよー」
私は自分の机で資料と無表情でにらめっこしている店長に声をかける。
すると店長は顔をあげることなく私に言って来た
「・・・場所。」
本当に無口だなー店長は。まぁもうなれたけど。
私は手紙をビリビリっと破り、開けた。
「んーと・・・南通のセブンスブロックの空き倉庫だって。」
そう読み上げるとちょうどお店の奥で昼食の用意をして持ってきてくれたマリーが声を上げた。
「なっセブンスブロックってこの国で二番目に治安が悪いところじゃないかい!そんなところに
私の可愛いリタをつれてなんていけないよ!?
クロウ!今回は私とあんたで行くことにしておくれよ!」
昼食を持って喚くマリー。
店長はうんざりとした顔をしている。
私はマリーをなだめる。
「マ、マリー。私は大丈夫だから。私マリーより強いよ?それに私だってマリーをそんなところに行かせたくない。私マリーのこと大好きだもん」
と言うとマリーは目をうるうるさせて私にガバッと抱きついた。
昼食を店長の資料の上へどかりと置いて。
「リタ。あんた本当嬉しいこと言ってくれるじゃないか!まぁ私より強いことは確かだけども・・・
怪我をしたらと思うと・・・」
こんな調子の私達をみてイライラとしてきたのだろう。
店長が久しぶりに長文をしゃべった。
(これはめちゃくちゃ珍しい!明日槍が降るかも!?)
「・・・うるさいお前ら。・・・つべこべ言わず行け。
・・・首にするぞ。」
それを聞いた私達はおぉーと思いながら首になるのは嫌なので仕方なくうなずいた。
「仕方ない。リタ剣を持ってきな。今からさっさと行って片付けて来ようじゃないか。」
私はマリーに言われた通り剣を持ってきた。
剣をマリーに渡すと、剣はマリーの腰へと収まった。
「よし。じゃいこうかマリー。店長ー。いってきますね~。」
私は店長に手をふって出ていく。
それにマリーが続く。
カランとドアベルがなって扉が閉まった。
二人は知らないことだが二人が出て行った後、
店長は
「・・・気をつけて・・・いってこい」
とボソッと言っていたそうだ。
また一時あいだが空くと思われます。
(まぁ空かないかも知れないですけど笑笑)
では次に合うときまでさようなら。
Good night.Have a nice dream!(*^^*)