白鳥の軌跡
中3の夏休み直前、真山 沙羽 ( マヤマ サワ )の通う郊外の冴えない中学校に、美しい少女、水鳥 縞 ( ミズトリ コウ )が ゛ 聴講生 ゛ としてやってきた。
妖艶な微笑み纏う、水鳥 縞 は自分を〝 僕 ゛ と呼ぶ変わり者であっという間に学校中の皆が注目する少女の王子様になった。
学校という世界をなんとかやり過ごしている私に少女の王子様コウは、頼んでもいないのに何かと絡んでくる。
「 僕はさ、魔法が使えます 」
そんなおかしな事を言うコウの好意に最初は戸惑うものの徐々に私達は親しくなっていった。
そしてコウは私に言った
「 サワは僕と一緒に死んでくれる? 」
やがて夏休みが始まり私達は忘れる事のできない一夏を過ごした。
それぞれが密かに抱えてきた問題が、大人でも子供でも無い2人に逃れられない暗い影を落とす。
私達は互いの絶望と痛みを感じながら、縋るように手のひらを結んだ。
あの日飛び立った白鳥の軌跡とコウが私にかけた魔法についてを綴った少女小説。
※こちらの小説は名義は異なりますがエブリスタとの重複投稿となります。
【 1996年7月1日 】
2015/08/13 13:00
(改)
【 1996年7月15日 】
2015/08/13 15:18
(改)
【 ∴ 】
2015/08/13 15:55
【 1996年7月16日 】
2015/08/13 16:48
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【 ∵ 】
2015/08/13 17:16
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【 1996年7月19日 】
2015/08/13 18:11
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【 ∵ 】
2015/08/13 18:36
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【 1996年7月27日 】
2015/08/13 19:57
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【 1996年7月28日 】
2015/09/13 17:14
【 1996年7月31日 】
2015/09/13 20:44
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2015/09/13 20:49
【 1996年8月5日 】
2015/09/13 22:06
【 ∵ 】
2015/09/22 14:59