プロローグ
初投稿になりますね(´・ω・`)
読んでくれると嬉しいです(´・ω・`)・・・w
俺は学校で虐められている。
虐められはじめたのは小学2年になったころである。
今は中2だが残念なことに小中一貫校なのだ...
今では不登校になり、家の中でネトゲーをしてるだけの生活をしている。
毎日教師から電話がくるが、いったところで虐められるのは分かっている。
はいはい、と言って行かないの繰り返しだった。
自分でも分かっていた。このままじゃ駄目だと、自分が弱いことも。
しかしゲームは違う。強さよりプレイヤースキルが物を言う。
自分はよくチート並みの強さと呼ばれる。こうしてゲームにハマってしまったのだ。
今考えると自己満足、現実逃避だったのかもしれない。
「じゃあ太一、私は行くから。強制はしないけど、行けるのなら行くのよ。」
「分かってる、いってらっしゃい。」
母はため息をついて出勤していった。
口ではそういってるが内心、こんな息子とでも思っているのだろう。
そして俺はいつも通りPCの電源を入れた。
なんか今日はやけに眠い。昨日は早く寝たはずなのに。
そしていつものオンラインゲームをプレイする。
どういうゲームかというと、まあ協力し合ってストーリーを進めるという
どこにでもあるゲームだ。
だけど俺はソロでいつもやっているから、関係ないが・・・。
いつも通りレベル上げに励む。
今では最強プレイヤーといわれている。
たまに手伝ってとか言われるが、基本は無視しているのだ。
自分は孤独がいつの間に好きになっていたのかもしれないな・・・。
あー。考えるのも嫌だ、少し休もう。
俺はパソコンのキーボードの上に顔をのせて目をつぶった。
孤独が・・・好きか。
俺には気づいていなかったが、画面にはこう映っていた。
次はあなたが本物の勇者になる番です!S・なる N・ならない
俺は顔でSを押してしまった・・・。
ん・・・。なんか風を感じる。背中が痛い・・・。
なんだ?草の感じが・・・する?何故?俺は家にいたはず・・・。
とっさに目を開ける。目に映ったのは草原。結構広い。
だけどなんか見覚えがあるような気がする。ちょっと歩けば思い出すかも。
俺は足を進めた。どこかもわからない草原の上を・・・。
「ったく・・・、ここはどこなんだよ。人どころか動物もいない。」
空を見上げても鳥もいない。青空が広がってるだけだった。
しばらくすると、なんか大きな大樹が見えてきた。
なんか見覚えがある。いや絶対に・・・
その時、いきなり地面に黒い渦が発生した。その渦から悪魔が出てくる。
え?なに?なんなんですか?悪魔?絶対現実世界じゃ存在しないはず・・・。
そして俺は確信してしまった・・・・・・・・・・・・・・
ここはさっきまでやっていたオンラインゲームの中だと。