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プロローグ
これが、LOVEなのかLikeなのかわからなかった。
わからなかった、というより分かりたくなかったのかしれない。
親友の好きな相手。
弟としてか見てない存在。
大好きな兄的な存在。
私次第で全てが変わる不安定な関係。
「嘘つき。協力してくれるって言ったのに」
「俺の気持ちなんてわかんねぇよな、好きなやつから女紹介されてる気持ちなんて」
「そんなに深く考えなくていいよ。…でも本気ってことだけ、覚えてて」
見えないのは自分のキモチ
見えるのは相手のキモチと
自分が相手から逃げる自分
逃げる自分から、また逃げ出したくなった