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俺がただ竜を殺すだけの物語 第三章  作者: M.TOTTORI


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第5話 自己紹介

森の中を目的地へ向けてひたすらに歩を進めた、目的地と言ってもその辺りという曖昧な物で、当然と言えな当然なのだが、目的のハンマーテールが一か所に留まっている事など有り得ないのだから仕方が無い。

それなりに大きな獣が使っているであろう獣道は俺達が通るには十分広く、水や非常食などを詰め込んだ台車を引いていても余裕が有る。

その為思いの外進むのが早いと思っていたが、ペインの言う一日で着くという距離は、まあ、そう言う事だった。

獣道を歩くという事は獣にも会いやすい訳で、出来れば日が落ちるまでには、安全を確保出来そうな場所までは辿り着きたい。

そんな事を考えていたら子供連れの満月熊に出くわした、暖かくなると子育てには都合が良いので活動が活発になるのだが、その中でも最悪なのが幼獣を連れた猛獣で、その最たる猛獣が満月熊だ。

とは言え所詮は獣、日の出ている内に出会ってしまったのが俺達でなければ空腹を満たす事は出来たかも知れないが、狩竜人にとって竜以外はすべて肉、見習いの俺達にはまだすべての獣が肉では無いが、7人で腹を満たすには十分な量の肉が獲れるだろう。


「流石にシリルは剣戟優勝しただけあるな、初動が早かった」


「満月熊は匂いが強いからすぐにわかったよ、それにそこら中の木に爪の痕が有ったから、居るだろうなって気を付けていたんだ」


満月熊の解体中にブレンドンが率先して俺に話しかけて来た、そのお陰か他の連中もぎこちないながらも話しかけて来てくれた、


「シリルが右側に回ったのは、親熊が子熊を庇うと解っていたからか」


「自分より子熊を守るだろうからね、それは解っていたよ」・・・名前は何だっけ


「熊の解体は手慣れてるな、シリルは何度か経験が有るのか」


「それなりには、最初の獲物も満月熊だったし」・・・名前・・・


「ディーゼルハットは熊とかサーベルタイガーが居るんだろ、アラニスは草食獣ばっかりだったからなぁ」


「そうなんだ、ディーゼルハットもそんなに沢山の熊は居なかったよ」・・・俺の母校まで知っているのか


そこで俺は解体の手を止めてみんなに頭を下げた、突然の事にブレンドン以外の連中は顔を見合わせていたので、俺はブレンドンへ視線を送った。

それに気付いたブレンドンは小さく頷きながら、


「あー、俺達もシリルに頭を下げた方が良いと思うが、その前に、悪いけどみんなここで自己紹介をしてくれないか、何と言って良いかわからないが・・・、そう言う事だからよろしく」


他の連中はブレンドンの言葉に戸惑っていたが、順番に名前を名乗り始めた、


「ベン・ボイルだ、キアーラ狩竜人学校出身、俺もベンヤーンで警備してたんだぜ」


「ダン・ダンカン、モント狩竜人学校出身」


「ルイス・アーモンドだよろしく、アラニス狩竜人学校出身でシリルの優勝の前の年は代表だったんだぜ、すぐに負けちゃったけどよ」


「ロバート・ロスです、オルコット狩竜人学校出身、ベンヤーンって何のことかわからないけどよろしく」


「バーナード・ギネス、パーシバル狩竜人学校出身、俺もベンヤーンの事はわからないが、シリルの優勝の時に俺も参加していたんだ、シリルに当たる前に負けちゃったけど」


「みんなありがとう、俺はブレンドン・ホープ、まあそれはさっき済ませてるけど、まさかもう忘れたって事は無いよな」


ブレンドンの言葉に俺は首を傾げた後で笑顔になった、最初は驚いていたブレンドンだったが、からかわれている事がわかり少し呆れたようだ、


「シリル・エアハート、ディーゼルハット狩竜人学校出身、これからよろしくお願いします」


俺はみんなに深々と頭を下げた。


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