剣錬国家の滅亡~問い~
「騎士」はニルディスとの交渉の末、技術を盗む、、
ニルディスは技術を「騎士」に見せている間、話をする、、
どうして、ニルディスの技術を欲するのか、、
ニルディスが仕えていたものは、、
ニルディスは自身の娘を助けるために、手放した槌をもう一度握りしめ、鉄を打っていた。
そうして、「騎士」はニルディスの技術を吸収するために見ていた、、
ニルディスは「騎士」に問いを投げかける、、
「なぁ、、あんたはどうして、そこまで俺の技術を求めているんだ?あんたの技術は俺をとっくに超えているだろうに、、」
「、、貴方の技術がただ優れていたから、、というのはだめですよね?」
「あぁ、、本当に俺の技術を求めているなら、その理由を知る権利が俺にはあるはずだろ?」
「そうですね、、確かに、私の技術は神から盗んだ技術、、その点で言うならば私の技術の方が上、、ですがね、人というのは時に神すらも予測していない行動、才能、考えを発揮させる。あなたの技術は、まさに、神すらも予測していない才能なのです。神からすらも得られない技術、、その技術が欲しいから、、というのが一つ目の理由です。」
「ん?それだけじゃないのか?」
「えぇ、もう一つの理由は私の主があなたの技術を盗んで来いと命じたので。それがもう一つの理由です。」
「は?たったそれだけの理由か?というか、、お前ほどの者が従える主って、、どんな奴だよ、、」
「そうですね、、これは、親方にも話しましたが、、「星奏国家」は知っていますね?」
「あぁ、知っているぞ。歴史上、唯一「最強」と言われた国家だろ?それがどうした?」
「えぇ、そして、我が主は、その「星奏国家」の「第三奏者」だったのです。」
「おぉ、、マジか、、お前ほどの者が従える人物だからまともだとは思わなかったが、、そこまでとは、、」
「あまり、驚いていませんね?」
「いや?驚いてはいるぞ?ただ、従えるというのは、誰かの人生を縛り付けることを意味する。縛り付けるということは、その者より強く、頼もしく、信頼、信用できる存在である必要がある。それを承知の上で従えているあなたの主なんだ、、それ相応に強いものということは分かる。だから、そこまで驚いていないだけだ。」
「なるほど、、その口ぶり、、貴方もかつては誰かに仕えていましたか?剣を作るものは自ずと剣の腕もたつというもの。どうなのですか?」
ニルディスは燃える火に鉄を入れながら、「騎士」の問いに答える、、
「あぁ、俺は「発明王」に仕えていた。正確に言えば、「発明王」と呼ばれ始めるまで使えていた。」
「どうして、仕えるのをやめたのですか?」
「、、、俺が槌を置いた理由は話したよな?」
「えぇ、「聖霊剣」、、「精霊、もしくは神霊を剣に閉じ込め、奇跡を必然として起こすことができる剣」、、それが「聖霊剣」、、別名「必然たる奇跡の剣」、、人類が作った”禁忌武器”の一つ、、ですか。」
「あぁ、その剣を作れと言われたことが決定打となってな、、仕えるのをやめてな、、かつては「人が笑える国家を!!」と言っていたあいつが、、今では、、な?」
「そうですか、、」
ニルディスが「騎士」からの質問に答え終えると同時に、ニルディスが剣を打ち終える、、
「これで終わりだ。どうだ?技術は盗めたか?」
「えぇ、完璧です。やはり、貴方の技術は素晴らしい。」
「よし。なら頼めるか?」
「えぇ、もちろん。」
「騎士」がニルディスから受け取った剣を突き立て、自身の最古の名を名乗る、、
「我、「神々の騎士」!!我が名をもって、厄災を打ち払え!!我が名をもって、生命を守れ!!「古匠神居」が打ちし、剣をもって世を守れ!!「神が認める世の土地」!!」
「騎士」が詠唱すると、ニルディスの娘は安定した呼吸を取り戻し、鍛冶師たちがいる国の半分に半球の防御壁が張られる、、
「これで良し、、では、ありがとうございました!!ニルディスさん!!そして、この半球から絶対に外には出ないでください。分かりましたね?」
「あぁ、こちらこそ、、、」
ニルディスが感謝を伝えると、「騎士」が「剣錬国家」の中心にある王城に向かって行った、、
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