彼らの生活
ある国に実力も不明な二人がいた、、
その者たちは、国のためにその忠義を尽くす、、
そうして、二人は国王から任された仕事をしていた、、
この世界には伝承があった、、
ある時は国に忠義を示し、ある時には国を守る盾に、またある時は国を、世界を敵に回す二人がいたと、、
しかし、それは伝承での話、この物語は伝承ではなく、歴史にだけ記された二人の姿の話である、、
「ん~、、寝すぎたかな?」
「いいえ?今は昼時よりも三時間ほど前ですのでもう少し寝ててもよろしいかと思いますが。」
「いいや、今はそう長いこと寝てられないだろ。十分さ。」
「そうですか。では。」
そうして、二人は書類が積みあがった部屋へと着き仕事を始めた。
「ここの責任者は誰だ?」
「ここの責任者はメルトン商会です。どうしますか?」
「今日の午後に会談をしたいから予定を入れておいて。それから、この後に国王陛下に報告があるから入れておいて。」
「かしこまりました。」
そうして、二人は書類が積まれている部屋の書類を一通り終えると、国王が待つ王宮へと馬車を走らせていた。
馬車の中では、相変わらず仕事の話をしていた。
「この仕事はどうなったの?」
「そちらの方は騎士団が動き、犯人を捕まえ収束いたしました。」
「そう、ならこっちの件は?」
「そちらは、パーラット宝石商会が介入し、魔石、宝石をすべて回収したそうです。」
「順調に終わっていってるわね。なら、私も少しは休めそうね。」
「坊ちゃん。言葉が戻っておりますよ。陛下と一対一になるまでは抑えてください。」
「わかってるよ。はぁ、、やはり疲れるな。」
「えぇ、疲れますが、、このように生きると決めたのですからやり切りませんと。」
「あぁ、わかってるよ。まったく、、」
そんな会話をしていると馬車は王宮に着き、二人は国王の前に着く。
「よくぞ来たな。「歴才の賢者」、「従順なる騎士」よ。息災であったかな?」
「はい。お気遣い感謝いたします。」
「うむ、それで今日はどういった用件だ?」
「はい。このたびは報告と世間話を、、と思いまして。」
「なるほどな。であれば、謁見の間よりも対話室の方がよいだろう。案内してやれ。」
国王が二人を対話室に案内するように忠臣に命令すると、忠臣は二人を対話室に案内した。
「こちらになります。それでは少々お待ちくださいませ。」
「あぁ、わかった。」
二人は待っている時間に確認作業を始める。
「さて、馬車で確認できなかった件について今のうちにできるところまでやろうか。」
「わかりました。」
そうして、二人が作業を進めていると二人を案内した忠臣が口を開く。
「あの、二人はどういった仕事をしているのですか?」
「ん?これらの件はあなた達にも話せない内容ですので、そのような質問はご容赦を。」
「あ、そうですか。いや、失礼しました。あなた達がどういった仕事をしているのかを気になりまして。陛下の近くで仕事をしていないのに、陛下に対しての謁見が認められている者たちの仕事がどういったものかとね。」
「それは、、どういった意味でしょうか?」
「いやいや、気にしないでいただきたい。私は陛下の近くで国の中枢を担っている仕事しております故、普段、お目にかかることない方々の仕事に興味を抱いてしまっただけのことですので。」
「、、バカにしているのか、、?その言い方は、、」
「まさか!!そういったことは一切!!」
忠臣は少し口角を上げながら答えた。
しかし、その態度が「騎士」の逆鱗に触れた、、
次の瞬間には、忠臣の首元に冷たい剣の刃が当たっていた、、
「私のことを言うのならば見逃そう、、しかし!!我が主のことを馬鹿にするというのならば!!その首飛ばすぞ!!」
「、、、っ!!な、、何を言って、、」
一触即発、、まさにその瞬間、国王が対話室に入ってくる、、
「何をしておる、、「従順たる騎士」よ。」
「陛下、、このものが我が主を侮辱いたしましたのでその粛清を。」
「、、、何を言ったのだ?忠臣 アースガデル。」
「わ、、私はだた、この二人がどのような仕事をしているのかと気になり、、それで、、」
「はぁ、、前にも行ったであろう、、このものたちの仕事に探りは入れるなと、、全く、申し訳ない。「従順たる騎士」よ。その剣を下ろしてはくれぬか?」
「、、、、国王陛下がそうおっしゃるのならば、、」
そうして、「騎士」は剣を鞘に戻し、「賢者」のもとへと戻っていく、、
「、、お前らは下がれ、、」
「し、、しかし!!」
「下がれといったのがわからんのか?」
「、、っ!!し、、失礼いたします、、」
そうして、対話室には「騎士」と「賢者」そして、国王のみが残った、、
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