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不恰好
君のことを思い浮かべると 心臓の鼓動が速くなる
君の前だと緊張して 無愛想を演じてしまう
本当は君と たくさん話をしたいし 君に好かれたい
君のことを知りたい 僕のことも 知って欲しい
けれど 一方的な思いを伝えて嫌われるのが怖い 独りよがりの戯言は 誰も聞きたくないだろう
きっと 君は とても優しい人だから 僕のことを傷つけてしまわないように 考えてくれるだろう
そして 僕は君の優しさにつけこんで 自分の気持ちを幾度となくぶつけて 君を困惑させるだろう
誰かが 僕を見たら お前みたいな意気地なしでは
どちらに転んでも 相手を幸せにはできないよ
潔く身を引いて 諦めることだって ひとつの答えだよと 言った
その通りだと思いつつ 諦めきれない僕が まだいる
不恰好な僕だけど 手紙を書いている 君への想いをしたためて
手紙を 紙飛行機にして 君の居る方向に 何度も
何度も 飛ばしている そんな夢を見続けている




