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人形
教室 僕は机の上に突っ伏して寝たふりをしていた
一刻も早く時間が過ぎて欲しいと思っていた
誰かが決めた規則に従い 規則に準じて来た者に従い
流れ作業のように同じ顔をした人形を作って行く
基準から少しでも外れたら廃棄処分して終わり
誰かが全てを悟ったような口振りで それが世の中ってもんさ ついて行けない奴等は 落ちこぼれさ と言って 寂しそうな顔をして笑った
邪魔をしたい訳じゃない 個性派ぶってる訳じゃない
群れから除け者にされても顔を上げて前を向いて欲しい
居場所は必ず何処かにある いつか あなたが訪ねて来るのを待っている




