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添い猫  作者: 神崎信


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201/212

調和

懐かしいな 車で この道を 走るのは


数年ぶり いや もっと 経っている筈だ


この辺りに 特段 良い思い出が ある訳では無い


それなのに 何故だか 心が しっくりくる


目的地の ショッピングモールに 着いた


うろ覚えの 建物を見上げる 中に入って行く


先ずは お目当ての 時計が 売っている お店へ


店内を ぐるぐる と 歩き回る


猫の 絵柄がデザインされてる 時計を買った


欲しい物が 手に入り 満足感に満たされる


他の お店も 見てみよう


人は それほど 多くはない 寧ろ 少ない方だろう


都心から 離れた場所 それでも 充分な広さがある


必要な お店も たくさんあって 便利だ


だだっ広い うじゃうじゃ と 人が ただ

集まって来る 場所は 心が 窮屈に 感じる


ここは 開放感がある ゆとりを 感じる


方向音痴の 私でも 迷いにくい そんな 場所


フードコートで 食事をした


奥の 周りに人が 居ない席に 腰掛けた


老若男女 みんなの 笑顔を ぼんやりと 見ていた


楽しい 時間を 過ごせた また 来たいな


車を走らせ 帰路の途中 買った 時計の入った

手提げ袋に 目を遣る


あの人は 喜んでくれるかな 喜んでくれると

嬉しいなと 考えていた














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