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添い猫  作者: 神崎信


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ころ ころ ころん

ころ ころ ころん 夢が ころんと ころがるよ

地面にころがる夢を掴もうとすると

いつも 一足先に また夢が どこかへ ころがって行くよ

どうして夢は 私から 逃げて行くの?

どうして夢は いつも 夢のままなの?

私は こんなに 必死に努力しているのに 頑張っているのに

ころ ころ ころん 夢が ころんと ころがるよ


ころ ころ ころん 愛が ころんと ころがるよ

風にのって飛んで来た 愛が 地面にひらりと 落ちた

私は 急いで 愛を 拾いあげると ぎゅっと胸に 抱きしめた

もう離さないと決めたのに 愛は また 私の身体から離れて どこかへ 飛んで行ってしまう

ころ ころ ころん 愛が ころんと ころがるよ


ころ ころ ころん    ころ ころ ころん



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