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異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~  作者: 兎森りんこ


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旅行の準備※アユム視点

 エイシオさんの提案で温泉に行く事になった。

 俺はエイシオさんの服と自分の服をカバンに詰める。


 温泉かぁ~。


 頑張って働いても安月給で休みもなくて、旅行なんて行った事なかった。

 温泉なんて何年ぶりだろう。


 ちょっとウキウキしてる自分がいるけど、これはエイシオさんの怪我の治療のためなんだから自重しないといけない。


「ふんふん~♪」


 珍しくエイシオさんが鼻歌を歌ってる。

 今日は天気も良くて、窓からの日差しでエイシオさんの金髪がキラキラして綺麗だ。


 俺の視線に気付いて、目が合った。

 またドキっとしちゃった。


「夕飯は何を食べようね。アユムの食べたいものにしよう」


「えっ……そこはエイシオさんの療養目的なんですから、エイシオさんの食べたいものを……」


「アユムにとって初めての異世界旅行だし、良い思い出にしてほしいんだよ」


「俺はエイシオさんと一緒ならなんでも……あっ」


 また、こう……飼い犬ワンワンみたいな事を……。

 でもエイシオさんはにっこにっこで微笑んでくれた。


「肉も魚もいっぱい食べよう! 記念写真も撮りたいな」


 キモイとも言われずに、こうやってフォローしてくれる。

 エイシオさんは本当に優しい人格者だ。


 俺、こんな風に一緒にいたいと思う人は初めてだ……。

 人付き合い苦手だったしな……。


 一緒にいたいと思えるって、なんだか幸せな気持ちだ。

 それはエイシオさんが拒絶しないで受け入れてくれるから、だと思う。


 優しいエイシオさんに感謝を沢山して恩返ししないとだ。


「さぁ馬車が来た。行こうアユム」


「はい!」


 俺は怪我をして片手なのに荷物を持とうとするエイシオさんから、バッグを奪い取って馬車に乗った。

 やっぱりワクワクしてしまう。

 本物の馬だ~。



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