ぼくは魔法が使える
――ぼくは魔法が使える。
中学生の奥津城要は、小学校時代からひどいいじめを受けている。けれど、そのことでめげたりはしない。何故なら、魔法が使えるから。それを使えば、世界は簡単に変えることができる。嵐を呼ぶことも、枯れ木にリンゴを実らすことも、蜥蜴に人の言葉をしゃべらすことも。だから、大抵のことは大丈夫だ。
病気の母親、執拗ないじめ、存在しない魔法、同級生の忠告――
酷薄で不条理なこの世界の中で、それでも何かを愛して生きていくためには。
(11/9/28~11/10/3)
中学生の奥津城要は、小学校時代からひどいいじめを受けている。けれど、そのことでめげたりはしない。何故なら、魔法が使えるから。それを使えば、世界は簡単に変えることができる。嵐を呼ぶことも、枯れ木にリンゴを実らすことも、蜥蜴に人の言葉をしゃべらすことも。だから、大抵のことは大丈夫だ。
病気の母親、執拗ないじめ、存在しない魔法、同級生の忠告――
酷薄で不条理なこの世界の中で、それでも何かを愛して生きていくためには。
(11/9/28~11/10/3)
1(だから、大抵のことは問題じゃない)
2020/06/24 00:00
2(明日からは、また仲よくしようね)
2020/06/25 00:00
3(たぶんそれは無理ですよ)
2020/06/26 00:00
4(それって、えほんみたいに?)
2020/06/27 00:00
5(だから、どうしたっていうのよ)
2020/06/28 00:00
6(どれだけ待ったところで、やみそうもない)
2020/06/29 00:00
7(わたしは魔法が使える)
2020/06/30 00:00