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#5 Nemesis Rebecca Part.1/ネメシスレベッカ召喚

Nemesis Rebecca/ネメシスレベッカ

ポジション:本作のアンチヒーロー

異世界でいう職業:ヴィランまたはアンチヒーロー

あだ名:ネメシス

性別:女性

誕生日:12月4日(1992年)

身長:166cm

体重:51kg

スリーサイズ:81-63-14

年齢:27歳

血液型:A型

髪の色:紺に近い黒

目の色:緑

好きな食べ物:ハンバーガー、パンケーキ、たこ焼き

一人称:私

二人称:貴様

性格:レベッカの悪の部分を強調したものの、性質は変わらない。男勝りかつ常識的、お人好し。何よりも器がデカイ。

武器:「ヴォーパルソード/Vorpal Sword」

前回の深夜にて、召喚師が玉座の間でネメシスレベッカを呼び寄せた。偶然遭遇してしまった王様は彼女に各地散らばっていたマトリクスの回収を条件に元の世界に返してあげるという取引を持ちかけた。王様の目的は現時点では不明だ。では本題に入る。


とある城に出たネメシス。彼女の目的は、各地に散らばっているマトリクスを集めること。在処はそこまで詳しくないので、王都のカフェに寄った。そこになんでも屋のおっさんが座っていた。


「各地に散らばっているマトリクスの在処を知らないか?」

「そうやな。まずはマチビト都市に寄ってへんか?おれはマトリクスの在処なぞ知らんねん。」

「ふーん、あっそう。」


ネメシスは王都を後にして、異世界都市マチビトに向かった。


「まずは図書館で調べねばな。」


誰かさんと同じく図書館でマトリクスに関する情報を漁った。とはいえ、読書に夢中で全ての本を読み、調べつくした。


「異世界に関するものは全て把握した。そろそろ目的に戻らないとな。」


図書館に出るも、既に夜だった。ところが宿屋のおっさんにこう言われた。


「うちの宿に泊まっていけへんか?疲れてんやろ。」

「別に私は疲れてなんか。」

「固いことを言わずに泊まればええやん。」

「仕方ないな。カネはないが泊まるとするか。」

「お代はええねん。」


仕方なくお泊まりした。


次の日、マトリクスの在処を把握したネメシスは街を出た。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


サバク荒野、ゴロツキの群れる地でもある。一方レベッカの方はカイル、サラ、パメラ、ミッシェルとパーティを組み、荒野で観光をしていた。ゴロツキの群れる地といえど、観光客が多い。この地のどこかに秘宝が眠ってあるらしく、観光客はその情報と噂を嗅ぎ付けて荒野に来たという。スコップを所持する観光客がいれば、その通りここに来る目的は秘宝ということになるだろう。ではレベッカ達の目的は何だろうか?


「荒野の調査だ。秘宝の回収が私たちギルドの目的さ。」


なるほど、その秘宝とは何なのかは知らない。おそらく悪者の手に渡ると困るような代物だろう。


「用を足しにいってくる。」


レベッカは公共トイレにいくといい、一時的にパーティから離れた。そこで偶然トイレにこもっていたネメシスと入れ違いになった。


「...レベッカ、やけに遅いな。」


トイレから出てこないと考えるカイルだが、彼らの前に現れたのはネメシスレベッカだった。


「おおレベッカ。遅いじゃないか。早速秘宝を掘り出すぞ。」


それに対してネメシスはカイルに拳を食らった。


「うわぁ!!何をしている!!」


カイル一同は逃げ出した。にも関わらずネメシスは追い、追い討ちをかける。


「だめだ、速すぎる!!」


その様子を見たゴロツキの親玉はこう呟いた。


「敵の敵は味方なのだ。」


いいのか、それで...。カイル達の手前にゴロツキ達が待ち構えていた。


「血祭りにしてやんよ!!」


ゴロツキはネメシスの味方として手出しした。しかし、彼女は敵味方を問わずゴロツキの服を掴んできた。


「ぐぐっ、何を!!」

「貴様達と馴れ合うつもりはない。」


ネメシスの背後にゴロツキの仲間が、拘束し引き離した。直後に彼女はじたばたして振りほどく。手当たり次第にゴロツキを始末した。その光景を見たパメラはこう呟いた。


「この人、レベッカそっくりのニセモノ。断じてレベッカじゃない。」

「レベッカのニセモノだと?冗談じゃない!!」


カイルはネメシスを取り押さえようと魔法を使うも、ネメシスの先制による失敗に終わり、戦闘不能にまで追い込まれた。戦闘向きではないサラ、パメラ、ミッシェルはどうすることもできない。まだ動けるゴロツキはネメシスを取り押さえようと飛びかかるが、彼女の前では赤子同然。そこでパメラはネメシスにそこまでする理由を求めた。


「レベッカそっくりのニセモノ、このようなことをして何がしたいの?」

「何がしたいも別に。私の目的を邪魔する者は寝かせてやったまでだ。その目的というものは例の秘宝ではなく、マトリクスを探す事だ。秘宝なぞ端から興味ない。私の目的を知られたからには、ここで帰すわけにはいかない。...ん?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


そこで王様の会話内容を思い出す。


「このことについては他言無用だ。万一知られてしまった場合は、口封じしてでも構わない。必ず内密に集めるんだぞ。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「口封じだけではつまらないな。私のために働いてもらう。」


口封じを取り止め、代わりに働けと言い出すネメシスであった。カイル達は仕方なくスコップを手に取り、ありとあらゆる箇所を掘った。一時間経過しても掘り当てず。


「まだ掘り当てないのか。どうなってるんだ、荒野にあるという情報と噂はウソだってことか?」


ネメシスは諦めて荒野を後にしようとする。そこでレベッカが戻ってきた。その間に何をしていたのだろうか?


「悪い悪い、野暮用があって遅くなった。...ん?君はネメシスじゃないか。」

「本物だ。」

「また貴様か。...ちょうどいい、貴様も手伝え。」

「そのことなのだが、秘宝は最初からないんだよ。」

「あっそう。どうもおかしいと思った。情報を調べて確信を得た私がバカだった。」


がっかりするネメシス。そこで、ゴロツキの親玉すなわち大男が現れた。


「てめー、よくもおれのかわいい子分達を可愛がってくれたな。」

「それがどうした。私の目的を知られるわけにはいかないんでね。」

「え、そうなの?」

「ああ、私は元の世界に戻るためにマトリクスを集めてるんだよ。」

「マトリクス...なぜそれを言わない?私もだって、元の世界に戻る方法を考えたのだから。なるほど、後で試してみよう。」

「てめーらぁ!!おれを無視すんなぁ!!後悔させてやらぁ!!!」


大男は自身の持つこん棒で二人に向けて叩きつけた。


「あぶなぁ。でかい図体にしては強そうだが。」

「弱いイメージでしかないな。」

「減らず口を叩きおってぁぁ!!!」


大男の攻撃を軽々と避けるレベッカ二人。


「一気に片付けよう。なんだかつまらなくて。」

「もう少し、遊んでやる。」


畳み掛けようとするレベッカ、少し遊ぼうとするネメシス。その後、意見が割れて揉め事が起きてしまうことに二人は気づいてない。


「遊び飽きたな。貴様の言うお片付けとやらしよう。」


ネメシスは大男をフルボッコにして、彼女の黒い剣でトドメを刺さんとする。


「や、やめっ......!!」


この台詞を発するからに大男は弱気になっていたという。レベッカはネメシスの手首を掴み、止めた。


「何の真似だ?」

「相手はもう戦う気力がない(戦意喪失)のに、そこまでしなくていいだろ!!」

「私に指図するのか?私のやり方を邪魔する貴様は、黙らせる他ないようだな。」


大男とゴロツキは逃げ出し、ネメシスは黒い剣をレベッカに向けた。


「ネメシス、もしかして私に喧嘩売ってるの?どうやら懲らしめるしかないようだね。」


そして二人は壮絶な喧嘩を引き起こした。


ネメシスは基本的にレベッカと同じ能力であるが、ありとあらゆる超能力が一切効かない、黒い剣こと「ヴォーパルソード/Vorpal Sword」を装備といった相違点がある。黒い剣を振るうネメシス。それを避けるレベッカ。この喧嘩の行方はどうなるだろうか?


「こうやってやりあうのはいつぶりだろうか。」

「2011年以来だな。」

「...昔話を聞かせてよ。君はどこで何をしていたのか。」

「そうだな...。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ではネメシスの過去と概要を掘り下げるとしよう。


ネメシスレベッカは基本的にレベッカのコピーである故に複数の個体が存在する。ドクターの管理下に置かれた猛獣個体、第三勢力「イレギュラー」が操作していたパペット個体、そして今、レベッカと戦っているネメシスはかつてアビスこと「音無涼香」の名の下で働いてきた個体である。例の事件により心をねじ曲げてしまった彼女だが、同じく悪意や絶望により堕ちてしまったアビスとの利害は一致している。組織の一員として、アビスの懐刀として暗躍してきたネメシスだが、乗り込んできたシチメンやレベッカにより半壊状態になり、親玉であるアビスはレベッカに論破された。その時のネメシスはいつか、レベッカに仕返しをしてやりたい時が来るまでに窺っていた。それ以降、ネメシスはレベッカの前に顔を出してなかったり、アビスの組織はドクターに吸収され消滅し、アビスの傍にいる理由がなくなり手を切り、失った行き場を求めて長い旅をしていた。ネメシスの他にレベッカそっくりの人との出会いにより彼女は成長した。どのレベッカにも化ける者「インポスター」、狂人(マニアック)かつおぞましいコレクションを楽しむ恐ろしい女「チェルシー」、ネメシスとは方向性が違うものの執念深い性悪女「レジーナ」、並行世界の別人「ローズマリー」、ネメシスはその3人を相手に戦ってきたという。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「今の私は昔の私とは違う。」

「それはどうかな?」


レベッカはネメシスの剣を避け、懐に入る。これもネメシスの計算のうち。レベッカの身体を締め付けて、勝負を決めようとした。


「これで勝ったつもり?」


レベッカはじたばたして拘束を解き、体勢を立て直すも油断した。ネメシスは足元に置いてあった愛剣でレベッカを斬りつけた。


「安心しな、命までは取ろうとは言わない。」


レベッカの正面の服はブラが見えるくらい斬られていた。この光景を目の当たりにするカイル達はネメシスには敵わないと悟った。


「撤退しよう。今のわしらには力不足だ。」


カイルはレベッカを連れて、この場を離れた。ネメシスはそれを追うことはなかった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


荒野の休憩エリア。レベッカは目を覚ました。


「気がついたか。」

「...ここは。」

「休憩エリアだよ。お主のニセモノに敗れて、お主を担いで撤退したのだ。何者なんだお主のニセモノって。」

「話せば長い。君たちにはまだ今回のネメシスのこと何も話してなかったな。この間の昔話も今回のネメシスのことスルーしてしまい、要に語るべき内容が抜け落ちて迂闊だった。」

「パメラ、レベッカが無事ならこれでいい。」

「あ、でも。今回のネメシスはドクターの管理下に置かれている猛獣とは別人だから。」

「わかってる。お主のニセモノは猛獣のような動きじゃないし。」


レベッカ達はまた訪れるであろう次に備えて一休みした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ネメシスはマトリクス集めを一時的に断念し、一度宿に戻る途中で、秘宝を手にしている者を目撃。この中にマトリクスが隠されている可能性はあると軽く考え、その人に接近した。


「この秘宝を私によこしな。」


彼は秘宝を置いて逃げていった。ネメシスはその秘宝を手に取り、中身を取り出した。秘宝の正体は第三勢力「イレギュラー」が作り出した禁断の箱だった。箱から溢れるおぞましいエネルギーで彼女は正気を失い、自我を持たないあるいは猛獣個体と同様かつ凶悪な「イレギュラー」の怪物へと成り果てた。悪意のあるエネルギーが彼女を狂わせ野放しにし、異世界を混乱に陥れるであろう。


―――――――――――――――――――――――――――――To be continued

Rachel Bell/インポスター

本名:???(「レイチェル・ベル」という噂も...)

性別:???(女性)

誕生日:???(12月4日)

身長:???(166cm) 体重:???(51kg)

スリーサイズ:???(81-63-14)

髪の色:色相-20 目の色:色相-20


Chelsea Berger/チェルシー

本名:チェルシー・バーガー

性別:女性

誕生日:1997年5月4日

身長:164cm 体重:50kg

スリーサイズ:83-62-84

髪の色:ピンク 目の色:緑


Regina Bergman/レジーナ

本名:レジーナ・バーグマン

性別:女性

誕生日:1992年12月4日

身長:166cm 体重:51kg

スリーサイズ:81-63-14

髪の色:黄 目の色:藍


Rosemary Bower/ローズマリー

本名:ローズマリー・バウアー

性別:女性

誕生日:1992年12月4日

身長:162cm 体重:50kg

スリーサイズ:78-63-80

髪の色:黄 目の色:緑

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