表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

#2 Friendship/ギルド仲間

Elio/エリオ

性別:男性

誕生日:2月14日

身長:135cm

年齢:10歳

血液型:O型

髪の色:黒

目の色:藍

一人称:僕


Luna/ルナ

性別:女性

誕生日:1月10日

身長:127cm

年齢:9歳

血液型:O型

髪の色:#B2B2F0

目の色:#00879B or #40E7FF

一人称:あたし

ここは異世界都市「マチビト」。サラ、カイル、ミランダの出身地でもある。何の味もない普通の街である。ギルドが異なる3人はお互いにパーティを組み、街外れの村「ムラビト」へと向かったのであった。


「野菜をもらいに行こう皆の衆。」


カイルは行く気満々のようだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


そして到着...したはいいが、何か騒がしいようだ。


「エリオ...エリオーーー!!!」


どうやら民達はエリオを探しているらしい。


「お主達、どうかしたのだ?」

「朝からエリオがいないんです!!隣の村プリンの道に魔物がいるのに!!!」

「これは一大事だ。サラ、ミランダ、今すぐ向かおう。」

「うん。」


三人は隣の村プリンに向かうことにした。そう急いでいる途中で、ゴブリン達に行く手を阻まれた。


「ここは通さねぇぜ。」

「エリオに何をした!」

「ああ、あの小僧か。人質にしたぜぇ。」


なんとエリオは囚われの身になってしまったのである。さぁどうする?


「お主達の要求は何だ!カネか?それとも...」

「おれたちゴブリンの縄張りから出ていけば返してやるよ!!」


どうやらムラビトとプリンは元々ゴブリン達の縄張りらしい。


「く......わしら人間にはそんなことができない.....。レベッカがいれば解決できるはずだが......。」


これはもう行き詰まったも当然。そこで戦って通すしかない。


「悪いがここを通らせてもらう。」


それに対しゴブリン達は

「へへ、人質がどうなってもいいか?」

と言わんばかり脅しているそのとき、レベッカとパメラはノコノコと来た。


「君たちお揃いで。」


レベッカに対してゴブリン達は

「ここはおれたちの問題ぜぇ。部外者に用はねぇっつーの!!」

と一蹴。


「おお、部外者といったな?じゃあ私と決闘だ。」


しかしゴブリン達は

「人質がどうなってもいいんかい!!」

と警告するも...。


「人質?ああ、人質とはこの男のことか?出てきなよ。」


レベッカが連れてきたのはなんと、エリオだった。


「そんなばかな!!見張りはどうした!!」

「見張りならサイクロンで吹き飛ばしてやったのさ。なーに、心配することはない。ちゃんと手加減してある。」

「くぅー!!おれの仲間になんてことを!!!覚悟ぉ!!!!」


飛びかかったゴブリンに対してレベッカはイカヅチパンチ一発でノックアウト。


「生半可な攻撃で私に勝てるとでも?」


窮屈に陥ったゴブリンは

「親方ぁー!!!助けてくれ!!!!」

と叫び、そこにやってきたのはポークだった。


「誰だぁ~我のかわいい部下を可愛がってくれたやつはぁ~。」

「...君はこの間の!!」

「ん?おおぉ!!レベッカですかぁ!!この度は部下があなた方に無礼なことをさせてしまい申し訳ありません!!」

「親方...!?なにを...」


部下の無礼を詫びるポーク。やはりこの間の出来事が効いたらしい。


「街の掃除はできているかな?」

「は、はあ!もちろんです!!」


これとこれとはどういう関係だと戸惑うゴブリン達。


「プリン村とムラビト村は元々君たちの縄張りといったな。人とモンスターの共存という手はある。平和条約を結んだらどうかね?悪い話じゃないはずだ。」


ゴブリン達は

「うーん」

とそうはいかないものの、ポークは

「レベッカがそう言うなら、そうしましょう。」

と素直に受け入れてくれた。


「親方がどうしてもというなら仕方ないゴブ。」


こうしてゴブリン達と村の民達は互いに仲良く共存することに成功した。時には助け合ったり、時には励まし合ったり...。


「待つのじゃ!!」


おやおや、まだ事は終わってないようだ。

「どうかしたのじいさん。」

と問うレベッカ。ルナのおじいさんと思われる人は

「おれの孫娘が見当たらないんじゃ。」

とそう言う。


「はれ?おかしいな。エリオを保護した時にいたはず。......もしや、はぐれちゃった?」


青ざめるレベッカ。


「どうしてくれるのじゃ!!目を離したこの責任、とってもらうぞ。」


だがパメラはルナの居場所に心当たりがあるそうだ。


「そんなことはない。パメラ、おじいさんの孫娘の居場所を知ってる。」

「小わっぱがオトナの話に口挟むんじゃない!!」


どれだけ頑固なんだよじいちゃん。


「まあまあじいさん、パメラがそう言ってるし、なんとかなるさ。目を離してしまった責任は私がとる。これでいいね?」


レベッカとパメラはルナを探しに出た。エリオを加えてな。


「僕も探しにいく。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ここは仄暗い森の中。いつ魔物に襲われてもおかしくないほど。周囲を警戒しつつ探すレベッカ達。


「私から離れないようにな。」


物音を感じる。...レベッカの前に現れたのはコボルトの一種「ウルフマン」だった。


「ここは危険区域。入ってはならん!」

「ルナとかいう子を探してるんだけど。」

「知らん。ここは危険区域。入ってはならん!」

「2回言ってどうする!?」

「パメラ、危険区域にいるルナを探す。だから、ここを通らせてもらう。」

「あ、こら!!危ないから入るんじゃねぇ!!」

「緊急事態なんだ。悪いが通させてよ。」


レベッカ達は危険区域に立ち入った。


「どうなっても知らん。......。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ここは危険区域。あやし気な気配が満ちている。エリオは

「ルナーっ!!どこにいるのー!!」

と声をかけながら探していた。先ほどの大声で大きな森の魔物「グリズリー」が現れた。


「ごぉぉぉくんにゃおぉぉぉ!!」


まるで怪獣の声みたいな雄叫びでゾッとするレベッカ達。


「これはやばいクマだ。君たち、ここは落ち着こう。」


できるだけグリズリーに刺激を与えないようにゆっくりと下がる。だがグリズリーの前では無意味だった。

「ごばぁぁぁぁ!!」

と怪獣っぽい咆哮と共に襲いかかった!!レベッカ達、危機一髪!!さぁどうする!?


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


一方カイル達は...。


「レベッカ、やけに遅いのう。」


カイルに対しミランダは

「トラブルが起きてるんじゃない?」

と発言。胸騒ぎするサラはルナのおじいさんに対してこう言った。


「おじいさん、責任を取ってって言ったよね?その責任を背負った結果がこれだよ。」


おじいさんは

「はっ、孫娘を見放した者など知ったことか。」

と一蹴。カイルは

「仕方ない。わし一人で様子を見てくる。」

といい、そのまま森に立ち入った。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ウルフマンが常に待ち構えていた。


「ここは危険区域。入ってはならん!」

と警告するウルフマンに対してカイルは

「聞きたいことがある。レベッカを見かけなかったか?それともう一つ、孫娘らしき者を見かけなかったか?」

と問う。


「金髪の者なら危険区域に立ち入った。孫娘らしき者は知らん。」


知らんという言葉に違和感を覚えるカイル。


「変だな...。本当に知らないのか?」

「知らんったら知らん。ここを通った痕跡はない。」

「妙だな。どうなってるのか......。」


明らかに違和感バリバリである。


「...通信箱でも使ってみるか。」


カイルは通信箱で、サラに連絡した。


「サラか?おじいさんに話がある。」


すぐに代わった。


「何だおまえ。」

「孫娘が危険区域にいないようだが?」

「なにぃ、危険区域だと!?」


...この反応を見る限り、おじいさんは何も知らないらしい。


「そうか、わかった。」


すぐに通信を切った。


「おじいさんは何も知らないということは、孫娘はすでに食われてるだろう。」と推測。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


一方レベッカは2人を抱えてグリズリーから離れた。


「グリズリーこえぇぇぇ。パメラよ、本当だろうな??」


パメラの口から衝撃の事実が判明した。


「孫娘を咥えて森の中に入った。」

「ちょっ......まさか腹の中じゃないんだろうな......。まるで赤ずきんのオオカミのようだ。」


Close Call、まさに危機一髪。

「ごばぁぁごばぁぁぁぁ!!」

と怪獣の咆哮とともに3人を食おうと追いかけ回した。


「えーい!こうなったら、こっちからいくぜ!!」


レベッカはサイクロンで吹き飛ばすもグリズリーにとっては涼しい風に過ぎなかった。ならばイカヅチパンチで対処するも、マッサージ程度に過ぎなかった。絶体絶命に陥るレベッカなのだが、これとこれとは別のギルドからやってきた赤ずきんが現れた。もちろんウルフマンも一緒だ。グリズリーは

「ごぉぉぉくんにゃおぉぉぉ!!」

と怪獣の雄叫びとともに赤ずきんに向けた。対し赤ずきんはこう言った。


「知性のない魔物。成敗してあげる。」


彼女の武器である大型ハサミでグリズリーの腹を斬ろうとした。パメラの

「待って!!腹の中に孫娘がいる。孫娘もろとも斬ってはいけない!!」

に対し赤ずきんは

「どうして?既に食べられてるのに...それでも生きてるってこと?」

と戸惑った。


「助かる方法は一つ、お腹を開いて孫娘を取り出す。」

「つまり、摘出手術ってことか。赤ずきんならそうするよな?」

「何のことだかわからないけど、やってみる価値はありそうね。」


森のクマさんを犠牲になるということだが、これもルナを助けるためだ。仕方あるまい。すぐにルナ救出作戦を実行した。


「おっと、子供に見せてはならない作戦だな。エリオとパメラ、帰ろう。なに、心配ないさ。この事は全て赤ずきんに任せよう。」


レベッカは危険区域から出た。


(***この作戦ではBBFCレーティングが15にまで上ってしまうので先のことは言えない。PGにまで抑えるため。***)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


森から帰ってきたレベッカ達。おじいさんは

「孫娘はどうしたんだ!!」

と問うに対しレベッカは無言のまま。パメラは

「大丈夫。赤ずきんに任せたから。」

と答えた。大丈夫という言い訳が通じるおじいさんではなかった。 孫娘が帰ってこないまま今日が過ぎた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


次の日、おじいさんは捜索願を当局に出した。レベッカは赤ずきんのことだからきっと大丈夫と安堵するもなんだか不安だなと思ったり。一方赤ずきんは先日救出したルナと一緒だった。今は赤ずきん小屋で暮らしている。


「クマ肉ンまい。」


ベアークッパにフライドベアー、ベアーステイク。クマ肉料理を振る舞っていた。ルナは美味しそうに平らげた。


「美味しいでしょ?私が助けたんだから感謝してね。」


ルナはそろそろ家に帰りたいと申しあげた。


「私が送ってあげようか?」


...赤ずきん小屋はプリン村のすぐそばなので割りと簡単にアクセスしたはいいものの、留守だった。

「おじいさん、寂しいよ。」

と言わんばかりに、村から出て、異世界都市マチビトへ向かった。するとルナを探しているハンター達がにらんでいた。


「この子のこと?おじいさんはどこにいるのか教えて。」


赤ずきんの問いに対してハンター達は

「知らないよ。」

と答えた。


「おじいさん、どこにいるのだろう。...それと、もう済んだことだし、その紙剥がすよ。当局にそう伝えて。」


掲示板に貼ってある人探しポスターを剥がし、再びプリン村に戻った。そこにおじいさんとエリオが待っていた。


「おぉルナ!!」

「おじいさん!!」


感動の再開に涙する二人。


「これで一件落着。」

「おれのルナを助けてくれたことを、心より感謝する。」


おじいさんは赤ずきんに対して感謝の意を表した。こうして、赤ずきんの活躍によってルナ失踪事件は解決した。今回の事件でグリズリーのような大型モンスターは各地に現れるようになった。餌を求めてマチビト、シズエパーク、ロゼッタマンション、チコガーデンに出没することになるだろう。次回もお楽しみ。一方レベッカは...プリン村の様子をこっそり傍観した。


「無事に戻ってきたのならなによりだ。」


―――――――――――――――――――――――――――――To be continued

*ログブック更新*


Red Riding Hood/赤ずきん

性別:女性

誕生日:9月16日

身長:160cm

体重:46kg

年齢:18歳

血液型:A型

髪の色:茶

目の色:藍

一人称:私

二人称:あなた

性格:(説明しづらいので、文章に任せる)


Wolf-Man/ウルフマン

性別:男性

誕生日:7月7日

身長:170cm

体重:52kg

年齢:20歳

血液型:A型

毛の色:茶

目の色:緑

一人称:俺

二人称:おまえ

性格:(説明しづらいので、文章に任せる)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ